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マイクロダイアリーシスとHPLC/ESR/MSによるフリーラジカルの代謝研究

研究課題

研究課題/領域番号 05680530
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 構造生物化学
研究機関和歌山県立医科大学

研究代表者

岩橋 秀夫  和歌山県立医科大学, 教養部, 助教授 (50145926)

研究期間 (年度) 1993 – 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1994年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1993年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードフリーラジカル / ESR / スピントラッピング / マススペクトル / 電気化学検出器 / HPLC / マイクロダイアリーシス / フェニルヒドラジン / 電機化学検出器 / フェニールヒドラジン
研究概要

マイクロダイアリーシスを用いて得られる透析液の量は僅かであり、in vivoではラジカルアダクトの濃度も低く、ESR法及びマススペクトル法での4-POBN/phenylラジカルアダクトの検出は困難であった。そこで申請者は検出感度を向上させるためにラジカルアダクトの電気化学検出器及び紫外吸収検出器による検出を試みた。電気化学検出器を用いるとラジカルアダクトのラジカル型のみだけでなく還元型も検出可能であった。また電気化学検出器の電極を用いてラジカルアダクトのラジカル型及び還元型を酸化し、HPLCで分析することにより、ラジカルアダクトの酸化型のHPLCピークの帰属を可能にした。また還元型及びラジカル型の酸化に伴う電流値を電気化学検出器で測定することにより、還元型及びラジカル型の定量を行い、4-POBN/phenylラジカルアダクトのラジカル型及び還元型のUV吸収のモル吸光係数を決定した。この方法によりフリーラジカルの代謝過程を定量的に追跡することが可能になった。
今後その他のスピントラップ剤についても同様に電気化学検出器による検出と定量化を計画している。さらに血液を用いたin vitroでの実験及びラットを用いたin vivoでの実験について、マイクロダイアリーシスより得られた試料を電気化学検出器をもちいて分析し、生成したラジカルアダクトの検出、同定及び定量を行う。さらに電気化学検出器とESRを接続し、還元されてしまうことによりESRで検出できなかったラジカルアダクトを部分的に酸化することにより、ラジカル型に変え、ESRでの検出を可能にする。このことにより、生体中で生成していても還元されてしまいESRで検出できなかった新しいフリーラジカルの検出が可能になる。

報告書

(3件)
  • 1994 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] M. Ohnishi: "Inhibitory Effects of chlorogenic Acids on Linoleic Acid peroxidation and Haemolysis" phytochemistry. 36. 579-583 (1994)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] M.Ohnishi: "Inhibitory Effects of Chlorogenic Acids on Linoleic Acid Peroxidation and Haemolysis" Phytochemistry. 36. 579-583 (1994)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] M.Ohnishi: "Inhibitory Effects of Chlorgenic Acids on Linoleic Acid Peroxidation and Haemolysis" phytochemistry. 36. 579-583 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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