研究課題/領域番号 |
05680538
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
構造生物化学
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研究機関 | (財)大阪バイオサイエンス研究所 |
研究代表者 |
吉田 龍太郎 (財)大阪バイオサイエンス研究所, 第4研究部, 部長 (10124760)
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研究分担者 |
牛尾 由美子 (財)大阪バイオサイエンス研究所, 第4研究部, 研究員 (90193862)
山本 直樹 (財)大阪バイオサイエンス研究所, 第4研究部, 研究員 (10260176)
滝川 修 (財)大阪バイオサイエンス研究所, 第4研究部, 研究員 (70163342)
安井 浩明 〃, 第4研究部, 研究員 (80230209)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 自己・非自己 / 移植 / 認識 / 主要組織適合性抗原 / マクロファージ / モノクローナル抗体 / コンジェニックマウス / 拒絶 / 自己-非自己 / 拒絶反応 / 単球 |
研究概要 |
自己/非自己認識機構の解明は、生物個体の恒常性維持に関する最も重要な研究課題であり、免疫学のテーマそのものである。 本研究課題では、1.移植後局所に浸潤する全ての宿主細胞を回収出来る実験系を開発し、2.移植片を直接傷害するエフェクター細胞を、セルソーターなどを用いて単離、同定する。3.移植された細胞表面上で自己-非自己と認識される蛋白分子は何か?4.移植片を自己-非自己と認識するエフェクター細胞上の認識分子は何か?など移植片拒絶反応のメカニズムを分子生物学的手法により明らかにすることを目的としている。 本研究課題に関する2年間の研究成果は1.移植片拒絶反応の現場に浸潤してくる細胞を全て回収出来る動物実験系を開発した結果、従来、確定できなかったin situエフェクター細胞が、T細胞ではなく、マクロファージ系細胞であると同定した。2.主要組織適合性抗原(MHC)を中心とした遺伝子の変異マウスを用い、エフェクターマクロファージによって非自己だと認識される標的細胞上の蛋白分子が、MHCクラスI分子であることを明らかにした。3.エフェクターマクロファージに特異的なモノクローナル抗体(K16.5)の作製に成功し、そのepitopeをコードするcDNAのクローニングにも成功した。4.移植局所に浸潤した細胞の標的細胞特異性を調べたところ、驚いたことに、移植片細胞と同じMHCを有するリンパ芽球のみならず、感作した移植片細胞とMHCの異なる同種異系細胞にも傷害活性を示した。しかし、自己リンパ芽球には、まったく細胞傷害活性を示さなかった。逆に、他系マウスの全遺伝子領域の内、MCだけを自己MHCに変えたマウスのリンパ芽球をも傷害したことから、臨床で見られる現象(MHCをマッチさせても拒絶反応は同じように起こる)を再現できた。
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