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膜ポテンシャル変化に対応したミトコンドリアATP合成酵素の活性調節

研究課題

研究課題/領域番号 05680540
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 機能生物化学
研究機関室蘭工業大学

研究代表者

橋本 忠雄  室蘭工業大学, 工学部, 教授 (10028524)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1993年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードF1Fo / F1 / 活性調節 / ATPaseインヒビター / ミトコンドリア / 9K蛋白 / 相互交代 / 膜ポテンシャル
研究概要

(1)酵母ミトコンドリアのポテンシャルが存在する間は9K蛋白がF1Foに結合していると考えられるので9K蛋白の結合場所をクロスリンカーとウエスタンブロット法を併用して決定した。9K蛋白はゼロレングスのクロスリンカーでは架橋されなかったが,11オングストロームの架橋剤ではアルファサブユニットに架橋された。
(2)最近ウシ心筋ミトコンドリアで9K蛋白を精製することに成功した。このことは動物のミトコンドリアにも酵母と同じ制御系があることを示している。精製したウシのF1と9K蛋白を用いて9K蛋白の結合部位を決定した。9K蛋白はF1のアルファとベータサブユニットの界面に結合するが両サブユニットへの結合比は90%以上アルファサブユニットであった。酵母でもウシでも9K蛋白はアルファサブユニットに結合することが示されたが、ATPase インヒビターが主としてベータサブユニットに結合することを勘案すると9K蛋白とATPase インヒビターは並んでF1のアルファとベータサブユニットの界面に結合していると考えられる。この時9K蛋白はアルファ側に、インヒビター蛋白はベータ側というモデルが一番高い可能性を与える。
(3)ポテンシャルの存在している間は9K蛋白が、ポテンシャルが消失した時にはATPaseインヒビトアーがF1に結合することがわかった。ことことはミトコンドリアのATP合成酵素の活性調節が上記二因子の相互交代で制御されていると結論出来ることをしめしている。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 町谷聡文: "牛心筋ミトコンドリアF1Fo-ATPase 活性調節因子9K蛋白の精製とその性質" 生化学. 65. 788-788 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 吉田征夫: "F1Fo-ATPaseのインヒビター結合サブユニット" 生化学. 65. 788-788 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 山本祐嗣: "ミトコンドリアATPaseインヒビターの活性中心" 生体エネルギー研究会講演要旨集. 19. 122-123 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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