• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

血漿高ヒスチジン糖タンパク質(HRG)の生理的機能の解明

研究課題

研究課題/領域番号 05680561
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 機能生物化学
研究機関姫路工業大学

研究代表者

若林 貞夫  姫路工業大学, 理学部, 助教授 (80148436)

研究期間 (年度) 1993 – 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1994年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1993年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードヒスチジンリッチ糖タンパク質 / 血漿タンパク質 / 遺伝子構造 / 発現調節
研究概要

ヒトヒスチジンリッチ糖タンパク質(HRG)のcDNAをプローブとしてヒト遺伝子ライブラリーをスクリーニングし、得られたクローンの塩基配列(15,499bp)を決定した。HRG遺伝子は、7つのエキソンと6つのイントロンから成ることが明らかとなった。各イントロン5'端はGT、3'端はAGであった。報告されているヒトHRGcDNAの5'端約100bpが、酵母ミトコンドリアDNAの一部分と完全に一致する事が解り、真のcDNAの5'端を調べるため、cDNAのスクリーニングからやり直したが、HRG遺伝子の転写開始点は特定できなかった。HRG発現の調節機構を解析するために、遺伝子の推定転写開始位置から上流約1kbの範囲で、種々の長さDNA断片を調製、CAT発現ベクターに組み込み、ヒト肝癌由来の細胞系にエレクトロポレーション装置を用いて形質導入した。48時間の培養後、細胞抽出液には、CAT活性の発現は殆ど認められなかった。そこで、組み込んだ遺伝子の発現を促進できるSV40のエンハンサー配列を含んだCAT発現ベクターを用い同様の解析を行った。その結果、転写開始点より上流145bpではCATの発現が認められるのに対し、57bpでは発現が認められず、この間にHRG発現に必須の配列が存在する事がわかった。100bp付近と140bp付近にそれぞれ肝臓特異的発現を制御している転写因子、HNF-4とHNF-1が認識する塩基配列が存在し、これらがHRGの発現に関与している事が示唆された。一方、生理的条件下ではHRGがどのようなタンパク質と相互作用しているかを調べるために、血漿そのままを用い、官能基間の長さの異なるEDC、DMA、DSPという3つの化学的架橋試薬を用いて架橋実験を試みたが、架橋産物は検出できなかった。

報告書

(3件)
  • 1994 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 若林貞夫: "血漿ヒスチジンリッチ糖タンパク質の遺伝子構造解析" 生化学. 65. 922-922 (1993)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Wakabayashi, S.: "Analysis of the gene structure of plasma histidine-rich glycoprotein" SEIKAGAKU. 65. 922 (1993)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 若林貞夫: "血漿ヒスチジンリッチ糖タンパク質の遺伝子構造解析" 生化学. 65. 922- (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi