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ラット肝細胞質上清中に存在する5SRNAの生化学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 05680567
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 機能生物化学
研究機関県立新潟女子短期大学

研究代表者

寺尾 和夫  県立新潟女子短期大学, 国際教養学科, 教授 (30077474)

研究分担者 緒方 規矩雄  土橋共立病院, 遺伝子発現研究所, 主任研究員 (00018285)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1993年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード5SRNA / ribosomal proteim L5 / 5SRNA-proteim complex / rat liver cytosol / Thr-tRNA synthetase / His-tRNA synthetase
研究概要

1.ラット肝細胞上清をSephadex G-200,Phenyl-Sepharose,tRNA-Sepharose クロマトによりスレオニン活性化酵素とヒスチヂン活性化酵素を含む複合体を約1,000〜2,000倍に精製した。これら二種類の酵素は夫々単量体同志からなるhybridを形成していることを明らかにした。また、細胞上清中には夫々の酵素の2量体同志のhybridも存在していることも知らされた。さらに、精製分画中に5SRNAとL5蛋白の存在が証明され、L5抗体によりこれらが5SRNA-L5複合体(5SRNP)として存在していることと、精製したスレオニン活性化酵素は5SRNPにより活性が促進されることが明らかにされた。
2.ラット肝の細胞質上清、リボゾーム、核小体、核液より5SRNAを精製し、各5SRNAの5'末端近傍と3'末端近傍の塩基配列を比較したところ同一であり、細胞質上清の5SRNAはリボゾーム5SRNAの前駆体ではなく成熟した5SRNAであることを明らかにした。ラットに^<14>Cオロチン酸を注射した後、各分画5SRNAの比活性の時間的経過を調べたところ、細胞質上清の5SRNAの比活性は3時間までほぼ直線的に増加し、しかも高い値を示し、その後急速に減少した。このことから細胞質上清の5SRNAは特異な代謝を行っており、5SRNAは核内で合成されたのち核液のプールに入ることなく、直ちに細胞質に移行するものであることを明らかにした。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] K.Ogata,A.Kurahashi,C.Nishiyama,K.Terao: "Metabolic characteristics of nat liver cytosolic 5SRNA" Eur.J.Biochem.213. 1277-1282 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] K.Ogata,A.Kurahashi,C.Nishiyama,K.Terao: "Presense and nole of 5SrRNA-L5 protein complex(5SRNP)in the threonyl- and histidyl-tRNA synthetase complex rat liver cytosol" Biochim.Biophys.Acta. in press. (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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