研究課題/領域番号 |
05680569
|
研究種目 |
一般研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
機能生物化学
|
研究機関 | 国立循環器病センター |
研究代表者 |
南野 直人 国立循環器病センター研究所, 薬理部, 室長 (50124839)
|
研究分担者 |
宮本 薫 国立循環器病センター研究所, バイオサイエンス部, 室長 (30125877)
松尾 壽之 国立循環器病センター研究所, 所長 (50028685)
|
研究期間 (年度) |
1993 – 1994
|
研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
|
配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
|
キーワード | ナトリウム利尿ペプチド / ナトリウム利尿ペプチド受容体 / ジーンターゲティング / 遺伝子構造解析 / 血圧調節 / 分化・成長 / 合化、成長 / 機能解析 / 遺伝子構造 / マウス |
研究概要 |
ナトリウム利尿ペプチドファミリーはANP、BNP、CNPの3種のペプチドより構成され、2種のグアニル酸シクラーゼ共役型受容体(GC-A、GC-B)に結合・作用することにより、レニン-アンジオテンシン系、バソプレシン系と拮抗し積極的に体液量や血圧を低下させるシステムを形成している。我々は種々の方法を用いてこれらのペプチドの機能解析に努めてきたが、本研究では最近開発されたジーンターゲティング法を用いることにより、これらの遺伝子欠損動物を作製し、その機能解析を行うことを企画した。 マウス遺伝子ライブラリーより、ANP、BNP、CNP遺伝子、GC-A、GC-B遺伝子をクローニングした。ANP遺伝子の6kbフラグメントについてはエクソン部を中心に構造を確認した。BNP遺伝子は全エクソンを含む3.3kbの遺伝子構造を決定し、さらにこの構造を中央に含む6kbのフラグメントを調製した。CNPではエクソン1、2部を含む3.2kbフラグメント、さらに現在まで未同定のエクソン3部を含む3.2kbのフラグメントの6.5kbの構造を決定した。さらにナトリウム利尿ペプチド受容体、GC-A、GC-Bの遺伝子を3〜4個ずつクローニングし、これらを組み合わせることによりエクソン全体が含まれることを確認した。現在、これら受容体遺伝子のレイアウトを明らかにしたので、機能を欠失させるのに適当な部分を選び、その構造を決定している。以上の結果、マウスナトリウム利尿ペプチド及びその受容体については、ジーンターゲティング用の5〜6kbフラグメントの単離とその構造決定、確認を終わりつつあり、neoマイシン耐性遺伝子をエクソン部に含み、hsv-tkを末端に有するジーンターゲティング用変異遺伝子を5種の遺伝子について作製できる状態にできた。
|