研究課題/領域番号 |
05680615
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
細胞生物学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
林 直之 (1994-1995) 九州大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (50253456)
関口 猛 (1993) 九州大学, 大学院医学系研究科, 助手 (60187846)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1995年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1994年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1993年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | RCC1 / Gタンパク / タンパク間相互作用 / 2 ハイブリッド法 / 核膜孔 / グアニンヌクレオチド交換反応 / 染色体凝縮 / 細胞周期 / 2ハイブリッド法 / phosphorylation / cdc2 Kinase / alternative splicing |
研究概要 |
核内低分子量GタンパクRanのグアニンヌクレオチド交換因子RCC1のハムスター由来温度感受性変異株tsBN2は、S期同調後制限温度下に移行させると染色体複製の未成熟なままMPFが活性化し、染色体凝縮を起こす。本研究ではRCC1と相互作用する因子を2-ハイブリッド法を利用して分離した。RCC1 cDNAとGAL4遺伝子のDNA結合領域に融合し、酵母内で発現させ、この融合タンパク質と結合する因子を転写活性化領域に融合したcDNAライブラリーから分離した。実際には、平板培地上でGAL1 promoterからの遺伝子の発現を検出して選択した。このスクリーニングから2つの遺伝子RanBP1、 RanBP2由来のcDNAがクローン化された。これらは既にRanと結合する因子として報告されており、本研究でRan、 RanBP1、 RCC1 3者の相互作用を検討した結果、RanBP1はRanに依存してRCC1と複合体を形成し、RCC1によるRanからのグアニンヌクレオチド遊離反応を阻害することがわかった。一方、免疫蛍光抗体法によって、RanBP1は細胞質に局在することも明らかにした。RanBP2遺伝子は、当初、その遺伝子の一部だけがクローン化されていたが、約10.5kbの全長をλファージによるcDNAライブラリーからクローン化した。この遺伝子は358kDaのタンパク質をコードしており、その中にRanBP1と相同な領域を4つ、N端にロイシンに富んだ領域、C端にシクロフィリン相同領域、中央部に8つのZnフィンガー領域を持っていた。免疫蛍光抗体法および免疫電子顕微鏡観察によって、このタンパク質は核膜孔の細胞質フィラメントを構成することがわかった。さらに、この抗体によって核タンパク質の核内移行が阻害されることから、RanBP2は核内移行系に必須の因子であることを示した。
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