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クロマチン構造・DNA高次構造レベルの初期発生遺伝子発現調節機構に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05680642
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 発生生物学
研究機関広島大学

研究代表者

赤坂 甲治  広島大学, 理学部, 助教授 (60150968)

研究分担者 山田 一実  広島大学, 理学部, 助手 (80220367)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1993年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード発生 / ウニ / アリールスルファターゼ / クロマチン / DNA高次構造 / 遺伝子発現
研究概要

1.マイクロコッカルヌクレーアーゼ感受性を指標にして、発生過程を追ってクロマチン構造の変化を調べた。その結果、以下のことが明らかになった。(1)転写開始前から転写時期にかけて、転写開始点から約0.5kb上流までの幅広い範囲にわたってヌクレオソーム構造をとっておらず、転写している組織が限定されてくる時期、すなわち転写を終結した細胞が現れる時期にはヌクレオソーム構造をとる。(2)0.5kbより上流はヌクレオソーム構造をとっているが、-2.5kb〜-2.3kbでは発生過程を通じて400塩基のバンドはみられたがヌクレオソーム構造の基本である200塩基のバンドがみられなかった。この領域にはTopIIの認識サイトとそれに続くAT-richな配列があることから、この部分で核マトリクスに結合しているものと考えられた。
2.DNAの高次構造を認識して結合するタンパク質性因子のcDNAをサウスウエスタン法によりクローニングした。Ars遺伝子の上流-2.0kb〜-1.5kbには片側鎖がホモピリミジンの領域があり、3本鎖DNA構造をとる可能性が示唆されている。この領域に結合する因子をクローニングするるために合成ポリdG-dCをプローブとしてサウスウエスタン法によりウニ原腸胚λgt11発現ライブラリーをスクリーニングしたところ、4個のクローンが得られた。アミノ酸配列は酸性アミノ酸のAspまたはGluと塩基性アミノ酸のLysまたはArgの繰り返しがあり、U1RNPの一部と高い類似性があった。これらの因子が3本鎖DNA構造を認識して結合する可能性があるので、確認を急いでいる。
3.Xenopus oocyteの中でクロマチンを再構成させ、遺伝子を発現させた。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] K.Yamada et.al.: "cis-Elements and Protein Factors Related to Regulation of Transcription of Arylsulfatase Gene during Sea Urchin Development" Development Growth & Differentiation. 35. 703-710 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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