研究課題/領域番号 |
05680692
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
神経化学・神経薬理学
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研究機関 | 国立精神・神経センター |
研究代表者 |
桃井 隆 国立精神・神経センター, 神経研究所, 室長 (40143507)
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研究期間 (年度) |
1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1993年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | レチノイン酸 / 線条体 / 細胞内レチノイン酸結合蛋白 / レチノイン酸受容体 / 細胞内レチノイン酸結合タンパク |
研究概要 |
レチノイン酸は神経系形成過程においてその作用が注目されてきたが、成熟脳での生理作用は明らかにされていない。われわれはCRABPおよびRARは成熟後の終脳の一部に発現することを確認しており、ラット成熟脳における局在、およびレチノイン酸による応答を検討することによりレチノイン酸およびレチノイドの脳における生理作用を明らかにしようと考えた.成熟ラットの脳にはRARβの発現がみられ、とくに線条体と嗅球にその発現がみられた。抗RARβを用いた免疫組織染色では、大脳皮質、海馬、などにも小数のRARβ陽性の神経細胞がみられたが、線条体には多数のRARβ陽性神経細胞がみられた。ビタミンA欠之食で飼育したラットの線条体ではRARβ陽性細胞が著しく減少していた。レチノイン酸を腹腔内に投与すると6時間以内に睾丸、肝臓、のみならず脳へ取り込まれることから、ビタミンA欠之ラットの腹腔にレチノイン酸を投与すると12時間以内にRARβ陽性細胞の数が正常レベルまで回復した。これらの結果をふまえて、ビタミンA欠之ラットの腹腔にレチノイン酸を投与してのち、6時間後に線条体を分離しmRNAを単離した。PBSのみを腹腔に打ったラットの線条体のmRNAよりcDNAを作成し、ビオチン化したのち、レチノイン酸投与の線条体のmRNAからサブトラクトし、レチノイン酸に応答する遺伝子のcDNAライブラリーを作成した。このライブラリーよりレチノイン酸に応答する遺伝子数十個を分離した。これらのなかにRARβ、Junなどレチノイン酸に応答する遺伝子が含まれていた。
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