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シバヤギ繁殖集団の実験動物としての遺伝的純化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05680737
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 実験動物学
研究機関名古屋大学

研究代表者

織田 銑一  名古屋大学, 農学部, 助教授 (60023660)

研究分担者 鬼頭 純三  名古屋大学, 医学部, 助教授 (60022802)
並河 鷹夫  名古屋大学, 農学部, 助教授 (70111838)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1993年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードシバヤギ / 実験動物 / 繁殖集団 / 遺伝的純化 / 近交系
研究概要

東京大学農学部附属農場由来のシバヤギについて名古屋大学農学部附属山地畜産実験実習施設および名古屋大学医学部附属動物実験施設において繁殖集団を育成した.前者についてはチンチラおよび白色毛色のラインを確立し(SSG),後者ついては近交6世代(DSG)を得た.1)育成中のシバヤギの主要組織適合抗原クラスI領域のDNA変異を調査するため,シバヤギのDNAを制限酵素で切断しマウスの主要組織適合抗原(H-2)のDNAプローブを用いてRFLPを検出し,またその断片の斉一性について検討したが,その明確な変異は見い出せなかった.2)SSGラインについて細かな染色体変異をみるために精巣において減数分裂時のシナプトネマ構造を観察したところ,相互転座ヘテロ個体(個体番号SSG-LIV)を見い出した.この個体は4月齢で体重4.0kg,精巣重量2.0g(正常同腹個体SSG-LIIIは体重8.1kg,精巣14.4g)であった.このラインについては今後検討をつづける予定である.3)DSGラインは兄妹交配6代であるが,今のところ繁殖に障害はみられず,成長もよく,4月齢で雄20kg,雌16kgに達する.一方,SSGラインは生後すぐの死亡が多く,悪性の下痢が見られ,また雄雌ともに体重は4月齢で6-8kg程度であった.これは遺伝的な差ではなく,飼料も含めた飼育環境のちがいが影響しているものと考えられた.4)小腸の二糖類水解酵素活性を調べたところスクラーゼ・イソマルイターゼおよびトレハラーゼの欠損が見られたがこれは種としての特徴と考えられた.

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 中嶋幸子: "シバヤギ小腸における二糖類水解酵素活性" 名古屋大学環境医学研究所年報. 45(印刷中). (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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