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雄ラットにおける性行動の加齢性変化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05680742
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 実験動物学
研究機関日本獣医畜産大学

研究代表者

斎藤 徹  日本獣医畜産大学, 獣医畜産学部, 助教授 (70211258)

研究分担者 菅野 茂  東京大学, 農学部, 教授 (70111482)
高橋 和明  日本獣医畜産大学, 獣医畜産学部, 教授 (50120762)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1993年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード性行動 / 性反応周期 / 自律神経系 / 加齢 / テレメトリー自動計測システム / 心電図 / 心拍数 / ラット
研究概要

ヒトおよび家畜、実験動物の性行動は加齢に伴い低下し、ついには廃絶に至ることが知られているが、性行動並びにその加齢性変化の詳細については不明の点が多い。本研究において、雄動物の性反応周期における自律神経系と動向と、その加齢性変化を明らかにしたので報告する。
実験には生後10-12、67-70週齢のWistar-Imamichi系ラットを用いた。麻酔下にて雄動物の頸背部の皮膚を切開し、当該皮下に小動物用テレメータ送信器を埋め込み、双極誘導心電図をテレメトリー自動計測システム(プライムテック社製、Pysio Tel DATAQUEST III)により記録した。交尾行動に伴う心拍数の測定は暗期の午後7時から1時間、赤色ライト下で行われた。最初に雄1匹を観察ケージに収容し、その5分後に発情雌1匹を導入した。雄の安静時、即ち発情雌導入前5分間の平均心拍数は370±6 beats/minであった。雌の導入直後に心拍数は上昇(482±33 beats/min)し、その後若干の変動が見られたが、射精時まで増加傾向を示した。射精時の平均心拍数は519±13 beats/minであった。その後平均心拍数は激減(1分後、397±11 beats/min)し、性的不応期に低値を示した。このような心拍数の推移は各射精シリーズにおいても認められた。これに対して、高齢(67-70週齢)雄ラットの心拍数は雌の導入直後一過性の小さな上昇を認めたが、以後は観察期間中、導入前と同様の値を示した。
以上の如く、性反応周期において自律神経系が関与しており、射精を境に交感神経系優位から副交感神経系優位な状態に移行することが示唆された。さらに高齢動物においては、性反応周期における自律神経系機能の低下が推測された。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 外尾亮治: "実験小動物における性行動パターンの比較" 実験動物. 42. 451-455 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 外尾亮治: "下垂体を腎被膜下に移植した雄ラットの交尾行動" 実験動物. 42. 579-583 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] Tohei,A.: "Effects of bromocriptine(CB-154)treatment on copulatory behavior in hyperprolactinemic adult male rats" Experimental Animals. 43. (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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