• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

カーバチルスの培養法確立と菌体の病原因子解明に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05680745
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 実験動物学
研究機関(財)実験動物中央研究所

研究代表者

伊藤 豊志雄  財団法人実験動物中央研究所, 動物医学研究室, 室長 (20106644)

研究分担者 大橋 弘明  財団法人実験動物中央研究所, 動物医学研究室, 研究員 (30250012)
研究期間 (年度) 1993 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1995年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1994年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1993年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワードカーバチルス / 培養法の改良 / 病原因子 / カ-バチルス / 実験動物 / 培養方法 / 感染病 / マウス / 細菌
研究概要

カーバチルスはマウス、ラットあるいはウサギといった実験動物の呼吸器病病原体としてその存在が知られており、かつ培養が困難であるといった極めてユニークな微生物である。培養によって大量の菌体を得ることが困難なため、病原因子など発病病理の研究はほとんど行なわれていない。ここでの研究目的は、本菌の培養法を改良し、大量の菌体を得、そこから菌体成分を抽出し、病原因子を解明しようとするものであった。
しかし、当初の目的であったマウスとラットから分離された2株を用いたカーバチルスの培養法の改良は不成功に終わった。検討項目は、これまでに本菌の培養で常用されてきた発育鶏卵による方法、我々が先に報告したハムスター気管の器官培養液を添加した組織培養用培地の組成と培養条件の改良、ならびに既知の増殖が認められた培養細胞以外の株化細胞を見出し、その増殖能を検討しようとするものであった。発育鶏卵では使用した卵毎での菌増殖成績が大きく異なり、その傾向は発育鶏卵による継代を進めても変化しなかった。培養液の検討では培地成分と培養に使用する容器の被覆材の検討を行なったが、培養成績の改善は図れなかった。さらに、培養細胞についてはこれまでに報告されている3T3細胞以外の細胞でも増殖することが確認されたが、増殖性は3T3細胞を超えられたなかった。
病原性については、継代株のマウスに対する病原性は再確認されたが、死菌の繰り返し投与による病変は検出されなかった。本菌の培養法を改良し、多くの菌体を得、大量の菌体を投与することによって死菌による発病の有無を検討する試みも不十分なものになってしまった。

報告書

(4件)
  • 1995 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1994 実績報告書
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Kazuo Goto: "Detection of cilia-associated respiratory bacillus in experimentally and naturally infected mice and rats by the polymerase chain reaction"Experimental Animals. 44. 333-336 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Kazuo Goto, Ryoko Nozu, Akira Takakura, Satoru Matsushita and Toshio Itoh: "Detection of cilia-associated respiratory bacillus in experimentally and natrually infected mice and rats by the polymerase chain reaction"Exp. Anim.. 44(4). 333-336 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Kazuo Goto: "Detection of Cilia-Associated Respiratory Bacillus in Experimentally and Naturally Infected Mice and Rats by the Polymerase Chain Reaction" Exp.Anim.44. 333-336 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi