研究課題/領域番号 |
05680762
|
研究種目 |
一般研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
医用生体工学・生体材料学
|
研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
矢島 弘嗣 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (20221640)
|
研究分担者 |
植田 百合人 奈良県立医科大学, 医学部, 助手 (70203453)
玉井 進 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (10075088)
|
研究期間 (年度) |
1993 – 1995
|
研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
|
配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1995年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1994年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1993年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
|
キーワード | 腱 / 癒着防止材 / ゼラチン / エンドトキシン / ENDOTOXIN |
研究概要 |
吸収性材料の早期反応の原因の1つと考えられるエンドトキシンを可及的に除去した、架橋ゼラチン膜を作成した。これを鶏の第2趾に作製した腱断裂部の周囲に巻き付け、一定期間毎に組織学的検討を行ったところ、術後4週まで癒着防止効果が確認できた。そこで力学的に癒着防止効果を調べるために、腱の滑走試験を行った。術後4週において、膜を使用した群が使用しない対照群に比して関節可動域は獲得できたが、有意差はなかった。 有意差がなかった原因として、再度組織学的検討をおこなったところ、膜を重ね合わせている部分で、周囲組織との癒着がみられた。即ち膜を腱の周囲に巻いている部位では癒着はまったくなかったが、固定する部位で癒着がみられ、このために有意差がみられなかったと結論した。今後の課題として膜の弾性などを調節して、固定が容易であるような材料の開発が必要と考えた。
|