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バイオフィードバックの理論的基礎に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05680765
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 医用生体工学・生体材料学
研究機関東邦大学

研究代表者

西村 千秋  東邦大学, 医学部, 助教授 (50011193)

研究分担者 寺田 和子  東邦大学, 医学部, 助手 (10217424)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1993年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードバイオフィードバック / 生体制御 / モデル / 学習 / フィードバック / フィードフォワード
研究概要

バイオフィードバックは不随意(あるいはそれに近い)機能随意的にコントロールできるようにするための一つの技法であり、心療内科などの臨床場面に応用されて効果をあげている。また、工学的にみても生体制御の本質に立脚している点でたいへん興味深い現象である。その理論的基礎を求めて、本年度、以下のような研究を行った。
1.バイオフィードバックの手続きの検証
まず始めに、実際のバイオフィードバックの手続きを見直し、その技法の本質を特徴づける要素を抽出した。その結果、バイオフィーバックは、【.encircled1.】体外情報経路の付加、【.encircled2.】自己学習訓練、【.encircled3.】体外経路除去後の効果残留、の3点によって特徴づけられるとの結論を得た。
2.生体制御モデルの構築
以上の3点を説明する生体モデルとして、フィードフォワード系とフィードバック系を組み合わせた学習システムを提案した。このモデルにおいて、体外情報経路は意識上と意識下を結ぶ役割を果たし、学習は、制御の中心がフィードバック系からフィードフォワード系に移る方向に進む。その結果、学習が進めばこの体外経路を除去しても、学習した制御能力は残ることになる。
3.モデルの動作の数値的解析
上記モデルをコンピュータ上に構築し、その動作特性を数値的に解析した。とくに収束性を含む学習過程の様子は実際のバイオフィードバックの実際とよく符号しており、このモデルの妥当性が示された。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Nishimura,C.: "Learning of the first-order control system-A modeling study of biofeedback training" Proceedings of 3rd International Conference on Biobehavioral Self-Regulation and Health. 158-158 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] Nishimura,C.: "A model of learning process in biofeedback and its relation to neural netwark" Proceedings of 3rd International Conference on Biobehavioral Self-Regulation and Health. 32-32 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 西村千秋: "バイオフィードバックにおける訓練過程のモデル" 医用電子と生体工学. 31(特別). 388-388 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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