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他者論を基軸とした現象学的論理学の新たな可能性

研究課題

研究課題/領域番号 05710022
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 倫理学
研究機関中央学院大学

研究代表者

斎藤 慶典  中央学院大学, 商学部, 助教授 (10211260)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード超越論的現象学 / 他者 / 時間 / 論理 / 精神医学 / フッサール / ハイデガ- / レヴィナス
研究概要

1.現象学における他者問題の諸相
(1)フッサール未公開研究草稿のトランスクリプション稿を入手し(和田渡・阪南大学助教授)、フッサール現象学における時間問題と他者問題との関連の精査を行った。
(2)シェーラー、レ-ヴィット、サルトル、メルロ=ポンティらの現象学派の哲学における他者論の展開過程を解明し、論文の形で公表した(岩波講座・『現代思想』第VI巻「現象学運動」所収論文)。またこの件に関して、専門家との討議を行った(熊野純彦・北海道大学助教授)。
(3)『存在と時間』期のハイデガ-の、他者を含む実践的世界の構造の分析を、テキストに密着して行った(慶応議塾大学での平成5年度の哲学論理学特殊講義)。
(4)レヴィナスの他者の哲学と現象学との関連を、彼の第一の主著『全体性と無限』に焦点をしぼって分析した(東洋大学での平成5年度の哲学特講)。またレヴィナスの他者論とフッサールの時間論との関連に関する論文を改訂し、英訳稿を作成した(Husserl Studies誌に投稿中。校閲・梅津光弘・慶応議塾大学専任講師)。
2.精神医学と現象学との交流と対話
(1)専門の精神医学のもとを訪れ、臨床の実際を視察し、意見交換ならびに講演を行った(九州大学医学部精神科・松尾正医局長、沖縄玉木病院医師・中島聡氏)。
3.英米の道徳・政治・法哲学と他者の論理学
(1)英米系の道徳・政治・法哲学に関しては、辞書、辞典類を中心とした基礎文献の収集と整備を行った。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 斎藤慶典: "エイズの/と「認識」-差別・病気・死・他なるもの" 理想. 652号. 35-36 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 現象学・解釈学研究会: "プラクシスの現象学" 世界書院, 301 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 新田義弘: "岩波講座・現代思想第6巻現象学運動" 岩波書店, 364 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 池上哲司: "自己と他者" 昭和堂, 264 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 竹市明弘: "哲学は何を問うべきか" ミネルヴァ書房(交刊予定), (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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