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歩行動作改善と動作空管認知の関係性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05710038
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 実験系心理学
研究機関山形大学

研究代表者

藤岡 孝志  山形大学, 教育学部, 助教授 (30199301)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1993年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード歩行動作 / 動作空間 / パフォーマンス / 動作訓練 / スポーツ
研究概要

本研究目的を達成するために、歩行動作の改善をどうようにとらえるかが課題であった。動作は、心理的なプロセスと外に現れたパフォーマンスが、ほとんど同時的であるところに大きな特徴があるが、外に現れたパフォーマンスを性格に記述していくことで、かえって、主体の認知様式をそれに反映させることができよう。このような点から、歩行動作プロセスを正確にたどるために、主要設備として、フットスイッチセンサー使用した。この装置によって、足圧の分析や加圧時間などの歩行分析が解析でき、さらに設備として購入したビデオプリンターによって、画像からの分析も行った。歩行動作の改善に伴い、現有設備であるデジタイザー座標解析入力装置で測定される動作空間認知との関係性が測定され、動作空間認知が正確性、および偏倚性において変容していった。特に、左右方向の正確さは向上し、外界との相互作用の変化が特に左右方向に影響することが確かめられた。主体の環境へのダイナミックな関係も検討、分析された。
上記の結果を踏まえ、スポーツ場面での適用も検討した。具体的にはゴルフのパタ-のパフォーマンス検討であった。初心者3名の被験者での少数事例研究であったが、ここでも、安定した歩行動作の獲得によって、遂行動作の結果の変動が少なくなり、基礎的な研究の確認がなされた。
パフォーマンス優位であった動作研究は、近年、認知的な要因の重視へと大きく変換してきている。その意味で、パフォーマンスと認知的な要因の両方の関係を見ていく本研究の意義は大きいと考えられる。また、臨床的データが蓄積されている、障害児への動作訓練、また、不登校児へのカウンセリング場面での動作のやりとりの意義を確認するための実験的基礎研究をなすものと考えられる。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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