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睡眠・覚醒リズムと体温リズムの脱同調及び再同調過程についての基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 05710058
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 実験系心理学
研究機関早稲田大学

研究代表者

佐々木 由香  早稲田大学, 教育学部, 助手 (80247204)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード睡眠・覚醒リズム / 体温リズム / 脱同調 / サーカディアンリズム
研究概要

本研究の目的は、睡眠・覚醒リズムと体温リズムの脱同調過程についての基礎的研究であった。そのために、体温リズムの下降期や上昇期などの異なる位相に睡眠期を設定し、体温リズムの振幅変化や位相変化(最高温・最低温期の時刻的変化)の程度、作業能率、気分や眠気への影響、及び睡眠構造の変化を測定した。以下に具体的に手続を述べる。被験者を4名用いて被験者内で4条件を設定し、1条件に12日間、のべ144日間必要とした。実験期間中は、被験者の行動量と直腸温を連続的に測定した。被験者は、実験第1・2・3日目は、睡眠時刻(00:00-07:30)のみ統制し、日中の行動は自由とした。第4日目は睡眠期(00:00-07:30)のみ実験室で生理的指標(睡眠ポリグラフなど)を記録した。第5・6・7日目に連続72時間の実験室拘束を行い、連続的に生理的指標を記録した。拘束中の睡眠期はそれぞれ、第5日目は00:00から07:30、6日目は、4条件によって異なり、条件1)は直腸温の最低温期(00:00-07:30)、条件2)同上昇期(05:30-13:00)、条件3)同最高温期(11:30-09:00)、条件4)同下降期(16:00-23:30)に設定し、7日目は直腸温の位相反応量を調べるため、直腸温に影響を与える可能性のある睡眠期を設定しなかった(断眠日)。第5・6・7日において覚醒期は合計56時間あるが、覚醒中は1時間ごとに20分間の清新さ行を行った。第8・9日は回復日として、4日目同様、睡眠期のみ実験室で記録した。第10・11・12日は、第1・2・3日と同様に睡眠期のみ統制された日常生活を送った。
実験は終了し、現在までに直腸温データの一部が解析済みである。その結果連続実験室拘束日の直腸温リズムは条件1)-4)の間で、振幅・平均値・最低温の出現時刻が異なり、睡眠・覚醒リズムと体温リズム間の交互作用の存在が示唆された。今後、作業能率、気分や眠気への影響、及び睡眠構造の変化について検討をすすめる予定である。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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