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感情が態度の認知構造および情報処理過程におよぼす効果

研究課題

研究課題/領域番号 05710095
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 教育・社会系心理学
研究機関明治大学

研究代表者

土田 昭司  明治大学, 文学部, 助教授 (90197707)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1993年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード感情 / 情動 / 態度構造 / 認知構造 / 生理的喚起 / 確率判断 / 病気への心理的反応
研究概要

感情・情動が態度の認知構造に与える影響を明かにするために学部学生を被験者(N=79)とした実験室実験と、癌・結核・AIDSなどの病気を態度対象とした社会調査を行った。
1.実験室実験においては、独立変数として、1)ボジティブな感情を喚起するビデオを見る群[N=23]、2)ネガティブな感情を喚起するビデオを見る群[N=19]、3)感情を喚起する要素がほとんどないビデオを見る群[N=20]、4)前群と同じビデオを見ながら運動をする群[N=17]、の4群を設定した。このうち、1)と2)は感情喚起群である。3)は対照群である。4)は感情の効果のなかに生理的喚起(arousal)の効果が含まれていることを明らかにするために設定した群である。態度対象には架空の人物を用いた。態度対象の属性情報の提示とそれに対する被験者の情報探索行動の測定、ならびに、被験者の態度構造の測定にはパーソナル・コンピュータを使用した。なお、コンピュータプログラムはBASIC言語を用いて自作した。実験の結果から、ポジティブ感情を喚起した群では情報探索時間を含めてより拡散的な思考のもとに情報探索行動が行われることが明らかになった。
2.社会調査においては、東京圏にある学校に通学する学生[高校生・専門学校生・短期大学生・学部学生](N=1805)を標本とした。調査は授業中などに調査票を配布することによって実施した。調査では、態度対象に対する感情の言語的要因を含む態度構造と、態度対象に関する確率判断(たとえば、病気に罹る確率、罹っても治る確率など)を測定した。調査の結果から、感情の言語的要因・態度構造・確率判断の関連性が明らかになった。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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