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郊外化と郊外文化の社会学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 05710112
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 社会学(含社会福祉関係)
研究機関筑波大学

研究代表者

若林 幹夫  筑波大学, 社会科学系, 講師 (40230916)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード郊外 / 郊外化 / ニュータウン / 都市 / 都市化
研究概要

1.本研究は、現代日本社会における都市化の新たな展開の様相としての「郊外」とその成立・展開の過程である「郊外化」に注目し、現代日本における社会変容と文化変容の様態を明らかにすることを目的として、次の点について調査研究を行った。
(1)郊外住宅地の現状を把握するための基本的なデータ・ベースとして『住宅情報』(株式会社リクルート発行)を半年分収集し、郊外住宅地の分布と地域特性、郊外住宅地をめぐる言説の構造の意味論的な分析を行う。
(2)郊外住宅地の機能と構造を理解するためのデータとして、多摩ニュウ-タウン、東京都市圏、日本および海外の住宅計画にかかわるビテオを収集し、郊外化の現状と、それをめぐる主としてプランナー側の意識を分析。
(3)多摩ニュータウン、港北ニュータウン、六甲アイランド、三田カルチャータウンなどの関東・近畿周辺のニュータウンを実際にフィールド調査。
2.以上の調査研究から、次の諸点が明らかになった。
(1)今日のニュータウンにおいては、住宅および住宅地域において様々なデザイン化の試みが見られるが、こうした試みは住宅を単に「機能」としてではなく消費社会における「商品」として提示し、消費社会のメカニズムのなかに組み込んでゆくという現代社会のシステムに対応している。
(2)(1)のような展開は、主として東京・近畿圏に顕著に見いだされるが、このことは「郊外化」が「大都市化」と相関している現象であることを意味している。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 若林幹夫: "視線と意匠-郊外ニュータウン試論" 10+1(テン・プラス・ワン). 創刊号 印刷中. (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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