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社会的意思決定の意図せざる結果に関する数理社会学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 05710118
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 社会学(含社会福祉関係)
研究機関静岡大学

研究代表者

木村 邦博  静岡大学, 人文学部, 助教授 (80202042)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード意図せざる結果 / 社会的意思決定 / 数理モデル / オルソン問題 / 社会運動 / 合理的選択理論 / 資源動員論
研究概要

集団の目標の実現という「公共財」の供給をめざす集合行為の失敗(社会運動組織の失敗、「オルソン問題」)という社会現象を念頭において、社会的意思決定の「意図せざる結果」に関する数理モデルや理論的研究のレビューを行った。その結果、ゲーム理論など合理的行為者モデル・合理的選択理論に依拠した研究においては集団内の要因が重視されているのに対し、資源動員論アプローチによる社会運動の成功/失敗に関する研究においては集団間の対立や協力などの要因が重視されていることが明らかになった。このレビューに関しては、既に論文としてまとめており、公表の予定である。
資源動員論が重視しているような集団間の異質性や集団間関係を考慮にいれた数理モデルとしては、James .Colemanの集合行為モデルがある。このモデルを意識しながら、新たな数理モデルの構築をめざした。この過程で、モデルの挙動を理解するために、コンピュータ・シミュレーションを試みた。
現在のところ、数理モデルの解析とシミュレーションの途中の段階であり、いまだ明確な結論を得ることができていない。今後も解析とシミュレーションを継続し、集団間関係と集団内の行為者の意思決定プロセスとが「意図せざる結果」の発生にどのようにかかわっているのかを明らかにしていく予定である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 木村邦博: "オルソン問題と資源動員論:社会運動の合理的選択理論と政治社会学" 理論と方法. 9(1). (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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