• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

延喜式を中心とした古代法典成立史の研究

研究課題

研究課題/領域番号 05710208
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 日本史
研究機関岐阜大学

研究代表者

早川 万年  岐阜大学, 教育学部, 助教授 (10218555)

研究期間 (年度) 1993 – 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード延喜式 / 弘仁式 / 貞観式 / 三代格式
研究概要

(1)『延喜式』のテキスト調査
現在、用いられている多くの『延喜式』校訂本の底本は、享保八年の版本であるが、これは、もと正保四年にはじめて刊行されたものであって、『延喜式』の完本としては、最古といってよい。そこでテキストとしての『延喜式』の基礎研究として、この版本を古写本と比較し、その相異を明らかにしつつ、より望ましい本文のあり方について研究した。この目的のため、学界にほとんど知られていない旧土御門家所蔵の写本を国立歴史民俗博物館において調査研究したのをはじめ、筑波大学、神宮文庫等の所蔵本の考察を行なった。
(2)『延喜式』に至る法典編纂過程の分析
法典としての『延喜式』の成立にあたっては、それ以前の「弘仁式」「貞観式」が大きく影響している。ところがこの両式は現存しない。そこでこの両式の逸文を集成した実績(1992年、『弘仁式貞観式逸文集成』として刊行)の上に、その補訂を行ない、『延喜式』との比較検討を行なった。その成果の一部は、「弘仁式貞観式逸文集成補訂」として近日中に発表の予定である。とともに、従来指摘されていた法典としての『延喜式』の不備については、その編纂、成立過程に注目することによって、式条文としての改訂の実状を明らかにできる場合のあることを指摘した(研究発表論文「延喜式は『玉石混淆』か」)。このような式条文の改訂の実例については、近く改めてその成果の一部を発表する予定である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 早川万年: "延喜式は「玉石混淆」か" 神道大系月報. 117号. 8-11 (1993)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi