研究課題
奨励研究(A)
本年度は、五胡十六国時代を扱った中国史書の系統を確認した。当該時代は中国史上でも稀にみる動乱の時代であり、しかも、少数民族政権が重要な役割を果たしているという意味で、興味深い研究対象であるといえよう。しかしながら、この時代の史料は零細であり、かつ各史書に記述が散らばっている。そこで、北魏崔鴻の著作『十六国春秋』を中心にして、その記述の伝承経路をさぐってみた。その結果おおよそ下のような模式図を想定することができた。
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