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方言における用言の活用の記述的研究

研究課題

研究課題/領域番号 05710260
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 国語学
研究機関国立国語研究所

研究代表者

大西 拓一郎  国立国語研究所, 言語変化研究部・第一研究室, 研究員 (30213797)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード活用 / 用言 / 方言 / 動詞 / 形容詞 / 記述的研究 / 活用の類 / 類
研究概要

全国の方言における用言(動詞・形容詞)の活用の共時態を包括的に捉らえ記述することを目的とする。記述の最終的な目標は,次の3点にまとめられる。
(1)日本語の全国の方言における用言の活用に共通してあてはめることのできる普遍性を持った基本的なタイプ・モデルを抽出する。
(2)そこで得られたタイプ・モデルから各地方言までの個別的な異なりを産み出す規則を整理する。
(3)同時にここで得られた結果が通時的な研究へのステップともなるように配慮したい。
具体的には次のような手順で研究を進めた。
(1)GAJ(方言文法全国地図2・3集)を基本資料として,基礎的な語の活用の全国的な状況を整理する。その中で全国方言の活用の記述・分析にあてはめることのできるタイプ・モデルについて仮説を立てる。
(2)現実の記述に当たってはGAJの資料のみでは,情報量が不十分なので,(1)の作業の中で問題点の認められる地点や方言学上特殊性を有する地点について臨地調査を行う。
(3)既に独自に開発した活用調査の整理のためのデータベースの枠組み・プログラムを用いて、臨地調査と同時に調査の現地でデータベース化をすすめ,見出された問題点を臨地調査にフィードバックする。
(4)上記のデータベースを用いながら(1)に立てた仮説を検証し,同時に修正し,全国の方言の活用の基本的なタイプ・モデルを組み立てる。そして,そのタイプ・モデルと各地方言の個別的な事象との関連を規則化して整備する。
以上の結果,特にもっとも基本的な考え方として,「活用の類」というタイプ・モデルをたてるに至った。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 大西,拓一郎: "方言活用体系調査票C-1" 科研費成果報告, 216 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 大西,拓一郎: "方言活用体系調査票C-2" 科研費成果報告, 158 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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