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辻番付による歌舞伎上演・興行史の研究

研究課題

研究課題/領域番号 05710265
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 国文学
研究機関立命館大学

研究代表者

赤間 亮  立命館大学, 文学部, 専任講師 (70212412)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード歌舞伎 / 番付 / 興行 / 年表
研究概要

1.歌舞伎辻番付の大量所蔵機関であり、まだ調査の十分でなかった日本大学総合図書館、国立劇場資料課、東京芸術大学附属図書館などで所在調査を進めた。特に日本大学総合図書館は予想をはるかに越える大量の辻番付を所蔵しており、写真撮影の許可をもらえないこともあって、9割ほどの作業で終わった。国立劇場も未整理番付が多く、予定どおりに進行できなかったが、個人所蔵(土田衛氏他)の所蔵番付については多くの方に便宜をいただいたため、全体としての所在調査についてはいよいよ完成段階に近づいた感がある。データの調整をしたうえで、所在目録『歌舞伎辻番年表』(仮称)を刊行できる見込みとなったことを報告したい。ただし、日本大学総合図書館所蔵本については、孤本も多く、正確なデータを確保するには、どうしても紙焼き写真が不可欠であり、引き続き私の調査形態に応じた資料公開の働きかけを続ける。
2.情報整理を繰り返す過程において、これまで無視されてきた歌舞伎興行の実態を表現する歌舞伎用語の意味を解明することができたので、これは、刊行予定の目録に組み入れたい。成果の公表を先に延ばすことになったが、先行した目録類にはない、視点を用意できるはずである。
3.歌舞伎番付に特有の異版・改版の実態について、全時代を通じて見通すことができたので、いよいよ次の段階(新版歌舞伎年表の編纂)へ向けてスタートラインに立つことができた。
4.来年度中に、江戸歌舞伎の上演実態の歴史的変遷に関する学会報告を予定している。以上。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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