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全データベースに基づく英語受動構文の認知言語学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 05710284
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 英語・英米文学
研究機関電気通信大学

研究代表者

坪井 栄治郎  電気通信大学, 電気通信学部, 助教授 (40180046)

研究期間 (年度) 1993 – 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード全文データベース / 英語受動構文 / 認知言語学
研究概要

本研究の基礎部分を成す全文データベース作成は、当初は光学読み取り装置を用いることを想定していたが、英米の新聞や雑誌、単行本等でCD-ROM化されるものが予想以上に多くかつ急であったため、The Times誌などのCD-ROM版をもデータソースとして用いるべく、その方法の開発にあたった。さらに、今年度の研究棟新築に伴って敷設されたイーサーネットケーブルを利用して外部のデータベースをも検索する道を開くために、イーサーネットを利用するための設備を整えた。
CD-ROM内の文字情報の検索作業を実施するにあたって、まず、実験的に行った数メガ程度の検索では一応動作することは確認できたが、The Times誌一年分約250メガの文字情報を一度に読み込むことができず、利用可能なCD-ROMをデータとしてそのまま一括で利用することができないという、予想外の障害を克服できなかった。さらに、小分けに区切った形で検索を行う場合でさえも、現有パソコンの処理速度の遅さは予想以上のもので、より大量のデータベースの検索作業にはより高速のものでないと作業が現実的に困難なものであった。
作成されるデータベースに基づいて行う英語受動文の理論的考察であるが、従来の理論的研究が前提している単純な外部現実に対する言語的概念化の認知モデルの不備を補い、併せて対照言語学的視点から英語受動文に対する理解を深めるために、その史的発達をも含めて日本語の受動文についての基礎的な理論的考察も平行して行った。その結果、日本語と英語とでは事態についての慣習的な認知モデルが異なると考えられることなどが明らかとなり、その成果を東京大学英語学研究会において発表した。
なお、本研究の基礎部分を成すデータベースシステムの作成は人文社会科学系列酒井邦秀助教授による一般研究Cに大きく負っている。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 坪井 栄治郎: "「自律的体系としての言語」再考" 電気通信大学紀要. 6-1. 79-96 (1993)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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