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謝罪及び謝罪に対する応答に関する日英対照研究-脚本を資料として-

研究課題

研究課題/領域番号 05710314
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 言語学・音声学
研究機関国立国語研究所

研究代表者

池田 理恵子  国立国語研究所, 情報資料研究部・第一研究室, 研究員 (90249912)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
400千円 (直接経費: 400千円)
1993年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
キーワード謝罪 / 対照研究
研究概要

本研究は、日本語と英語の、謝罪と謝罪に対する応答の仕方を用例をもとに分析し、謝罪に関する日英のコミュニケーション・ルールの一端を明らかにすることを目的としている。
謝罪は、人とのやりとりにおいて相手に実質的あるいは潜在的な損害や不快感を与えた場合、その状況を適正なものにしようとして行う修復行動の一つである。謝罪は一見日本語と英語に共通な行為のように見えるが、謝罪を必要とする場面の認識、使われ方、使う際の話者の意識・姿勢等には違いがあるように思われる。
本研究では、日英のテレビや映画の脚本を資料として謝罪の用例を収集し、日英の謝罪のストラテジーについて考察した。また、質問紙調査によって得られた、(1)設定した謝罪誘発場面での言語行動、(2)その場面がやりとりの相手に対してマイナスとなる程度の評価についてのデータをもとに、日英の謝罪のしかたをストラテジーの使用頻度、使用ストラテジーの数・組み合せについて分析し、日英それぞれの文化社会におけるfaceという視点から考察を試みた。そして、日本人の謝罪は多くのストラテジーを使うのでなく低姿勢でひたすら謝る形をとり、説明・弁明のストラテジーが好まれないタイプであるということ、一方、アメリカ人の謝罪は謝罪の表明に説明や補償の申し出を行うなど、いくつかのストラテジーを併用するタイプであるということを示し、faceという視点から謝罪の意味・機能について考察した。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 池田,理恵子: "謝罪の対照研究-日米対照研究-faceという視点からの一考察-" 『日本語学』. 12. 13-21 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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