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モデル管理システムの構築による経営・管理問題への意思決定支援システムのカスタム化

研究課題

研究課題/領域番号 05730055
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 経営学
研究機関東京工業大学

研究代表者

柴 直樹  東京工業大学, 工学部, 助手 (50226164)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード意思決定支援システム / DSS / モデリング / モデル管理システム / 輸送問題 / ALM / 構造化モデリング
研究概要

従来より、生産計画、資産運用といった経営上の問題解決支援のために、計算機を用いた経営情報システムの研究、開発が試みられてきた。しかし、現在のところ、実際の経営問題においては、数理モデル等による問題のモデルがあらかじめ用意されたシステムをユーザが操作するという状況でしか、この種のシステムは利用されていない。
本研究では、ユーザが意思決定支援システム(DSS)上で行なう作業は、問題を表現するモデルを修正しながら、より満足のいくモデルを構築することであり、このプロセスを通じて、問題に対する理解を深めることであるという観点に立つ。この観点に立てば、DSSにおいてはモデル操作の支援等を行なうモデル管理が重要な位置を占める。
本研究ではまず、ワークステーションで現在駆動中のプロトタイプDSS上で、既存のモデル資産を有効に利用するため、他言語で記述されたモデルを実行するためのインターフェースを設計、実現した。これにより、現有のさまざまな数理モデルがプロトタイプDSS上のモデル管理システムから実行できるようになった。応用問題として、Fortranにより記述されたモデルを組み込んだ輸送問題支援システムを作成した。
また、これまで静的なモデルしか扱えなかったモデル管理システムを、時系列データを扱う動的なモデルを扱えるものに拡張した。この応用として金利の時系列データを取り扱うALM(Asset Liability Management)システムのプロトタイプを作成した。
今回作成したモデル管理システムは、構造化モデリングのアプローチに基づいたモデル構築を可能にしており、モデルの構造や、各サブモデルの入出力関係、働きがユーザーにとって理解しやすいものとなっている。また、リスク分析やゴールシーク分析等のさまざまな分析ツールを容易に組み込むことができるという利点を有している。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 柴直樹,高原康彦,飯島淳一: "意思決定支援システムにおけるモデル管理システムの構築" 第19回システムシンポジウム 講演論文集. 315-320 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 高原康彦,飯島淳一,柴直樹,李東,W.パークプ-ム: "actDSS(III)のモデル管理システム用 モデル記述言語とその実現" 経営情報学会誌. 2(掲載予定). (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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