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ゲージ理論の低次元位相幾何学への同変的応用

研究課題

研究課題/領域番号 05740046
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 幾何学
研究機関東京大学

研究代表者

清野 和彦  東京大学, 大学院・数理科学研究科, 助手 (40234398)

研究期間 (年度) 1993 – 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードゲージ理論 / 有限群の作用 / 4次元多様体
研究概要

向きのついた滑らかな単連結閉4次元多様体で、交叉形式が負定値であるものをXとし、有限群Gが、向きを保って滑らかに作用しているとする。このとき、この作用はX上のp_1=-4のSO_6束Pのヤン-ミルズ接続のモジュライ空間Mへの作用を自然に誘導する。しかも、XはMのエンドとして実現され、G作用も一致する。GのXへの作用の不動点集合X^Gが空でないとき、M^GにもX^Gに対応する元がある。その1つの元を代表するヤン-ミルズ接続Aをとると、Aを固定するという条件の下に、GのXへの作用は、束Pへ持ち上がる。この作用つき未を(P,A,G)と書くことにする。(P.A.G)はP上のヤンミルズ接続全体の集合Aに作用を引き起こす。その不動元集合のモジュライをM_Aと書くことにする。今、X^Gに正の次元を持つ連結成分Fがあるとする。Fの2点x,yをとりM^Gにおいてx,yに対応する点の代表元をそれぞれA,Bとする。このときM_A=I_Bとなることから(P,A,G)から(P,B,G)への同変束同型PSIが存在するが、PSIは連続ではあるが滑らかさについては知られていなかった。さて、私は、AをC^∞-ヤン-ミルズ接続とするとM_Aの任意の元が、C^∞の接続を含むことを示した。これにより、PSIはC^∞‐級の写像となり、滑らかな同変理論を応用して(P,A,G)を調べることが可能となり、X^Gの情報を得られると期待される。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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