• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

亜群スキームの表現論の基礎理論

研究課題

研究課題/領域番号 05740067
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 幾何学
研究機関大阪府立大学

研究代表者

山口 睦  大阪府立大学, 総合科学部, 講師 (80182426)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードGroupoid / 安定ホモトピー論 / ホップ代数 / アーベル圏 / スキーム / カテゴリー論
研究概要

1.GAMMAをアーベル群とするときGAMMAにより次数付けられた加法圏やアーベル圏という概念を考え,それらの圏の上の次数付きの意味での対称モノイド圏という概念を定式化した。これにより,安定ホモトピー圏とスマッシュ積からなる圏や,次数付き環上の次数付き加群とテンソル積からなる圏に共通する構造を圏論的に記述した。
2.epsilon:GAMMA→{0,1}({0,1}は位数2の群)を群の準同型写像とするときGAMMAで次数付けられた可換環(GAMMA-環と呼ぶ)RとはGAMMA-次数付きアーベル群R=SIGMA_<gepsilonGAMMA> R_gで,x∈R_gとy∈R_hに対してxy=(-1)^<epsilon(g)epsilon(h)>yx∈R_<g+h>が成り立つようなものである。さらにGAMMA-環上の加群MとはGAMMA-次数付きアーベル群M=SIGMA_<gepsilonGAMMA> M_gで,x∈R_gとm∈M_hに対してxm∈M_<g+h>が成り立つようなものである。このような環および加群に対して局所化,テンソル積など通常の可換環とその上の加群に関する理論と同様の理論が成り立つことを検証した。
3.GAMMA-環に関する“局所GAMMA-環付空間"を定義し,GAMMA-環に対してスペクトラムを構成した。これにより通常の場合と同様にしてGAMMA-環に関するアファイン・スキームが定義され,GAMMA-スキームが定義される。
4.GAMMA-環のなすカテゴリーから集合のなすカテゴリーへの関手の幾何学的実現を考え,そのような関手がGAMMA-スキームで表現されるための条件を与えた。
5.GAMMAで次数付けられた加群の層の一般論を準備してGAMMA-スキーム上のGAMMA-次数付き準連接層の理論を通常の場合に倣って構成した。
6.GAMMA-スキームのカテゴリーにおける亜群対象を亜群スキームと呼ぶ。GAMMA-スキーム上への亜群スキームの作用を定義し,亜群スキームの作用するGAMMA-スキーム上のGAMMA-次数付き準連接層に対して亜群スキームのという概念を定義した。さらに亜群スキームの作用するGAMMA-スキームのなすカテゴリーや,亜群スキームの表現よりなるカテゴリーにおいて種々の積を構成した。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi