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複素トーラスから対称空間への調和写像の研究

研究課題

研究課題/領域番号 05740070
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 幾何学
研究機関日本大学

研究代表者

宇田川 誠一  日本大学, 医学部, 講師 (70193878)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード2次元トーラス / 有限型調和写像 / 複素グラスマン多様体 / 極小部分多様体 / プリミティブ写像
研究概要

2次元トーラスから対称空間への調和写像の構成法について、非共形的調和写像の場合に、Burstall-Ferus-Pedit-Pinkall(Ann.of Math.)の結果があり、ある常微分方程式系を解くことにより構成可能であることが知られている。これを“有限型"の調和写像と呼んでいる。一方、共形的調和写像(この族には、極小部分多様体の族も含まれる)については、最近、Bolton-Pedit-WoodwardやBurstall等により、値域が球面または複素射影空間の場合に、2次元トーラスからの調和写像は、あるtwistor空間(一般化された旗多様体)への“primltive"写像(これも調和写像)からtwistor fibrationにより得られ、このprimitive写像は有限型であることが示された。
我々は、これらの結集の拡張を試み成功した。具体的には、2次元トーラスから複素グラスマン多様体への調和写像の構成法について考えるわけであるが、与えられた調和写像から定義される“調和列"の第1リターン写像の固有値がすべて0でなく互いに異なっていれば、やはりあるtwistor空間への有限型primitive調和写像からtwistor fibrationにより得られることがわかった。この結果の系として、2次元トーラスからG_2(〓^<>)へのsuperminimalでない弱共形的調和写像は、3次元複素射影空間への調和写像から“extension"という方法で構成されるか、あるいは、すべてそれ自身、有限型であることがわかる。また、G_2(〓^<2n>)に対しても同様の結論が得られる。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 宇田川 誠一: "Harmonic maps from a torus into a complex projective space" 日本大学医学部一般教育研究紀要. 21. (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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