• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

数学基礎論による代数のプログラミング言語理論への応用

研究課題

研究課題/領域番号 05740143
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 数学一般(含確率論・統計数学)
研究機関東京女子大学

研究代表者

永山 操  東京女子大学, 文理学部, 助手 (30237557)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1993年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードSubstructural logic / P-W問題 / Relevant Logic
研究概要

現在注目されている分野の中に、substructural logicsと呼ばれる非古典理論がある。その中でも、implicational logicsについての考察を主として行ったが、今年の成果はまずP-W問題のsyntacticなsolutionを与えることができたと言うことである。この問題は1960年代後半からrelevant logicianのだれもが取り組んだと言う難関であった。一応1984年に肯定的な解決を見たものの、その証明は難解であった。私はこのP-W問題について、normalization theoremと呼ばれる定理を用い、syntacticで、かつ明解な証明を与えることに成功した。このようにnormalization theoremは、syntaxを解明する方法としてとても有用であることがわかり、liniear logic,situation theoryといったコンピュータサイエンスの分野からも興味を持たれ始めている。
だが、一方でその定理の限界も明らかになった。Wと呼ばれるcontractionがある論理に対してはうまく働かないのである。とくに非可換な論理については、decidabilityといった基本的な問題すらまったく手つかずの状態である。わたしは今BIWと呼ばれるについて研究を進めているが、問題が山積しており、normalization theoremに変わる有力な定理もみつかっていないのが現状で、semanticsを用いた考察も行っている。M.DunnのGaggle theoryなどは興味深く、finite model propertyについての応用も調べてみる価値があり、そのような研究は多くの関心を集めると思う。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Misao,Nagayama: "On BCK-identities" Studia Logica. (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 永山 操: "ブール代数と分割について" 数解研講究録. 818. 60-69 (1992)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] Misao Nagayama: "Boolean Algebras and Commutative Regular Rings" Journal of Symbolic Logic. 57. 1305-1318 (1992)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] Misao Nagayama,C.Talcott: "An NQTHM Mechanization of“An Exercise in the Verification of Multi-Process Programs"" Report,Dept,of Computer Science,STAN-CS-91. 1370. 1-33 (1991)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi