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含意をもつファジイ代数の構造について

研究課題

研究課題/領域番号 05740145
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 数学一般(含確率論・統計数学)
研究機関東邦大学

研究代表者

近藤 通朗  東邦大学, 理学部・情報科学科, 講師 (40211916)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
600千円 (直接経費: 600千円)
1993年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワードファジイ代数 / クリーネ代数 / 含意演算子
研究概要

ファジイ部分集合のなす代数、すなわち、ファジイ代数について公理的に取り扱った研究は数多くあるが、そのほとんどが積、和、そして数少ないが、否定の演算を持つものである。含意をもつ代数についての研究は、ほとんどなされていない。含意をもつファジイ代数は、いわゆるファジイ推論には欠かせないにも関わらず、多くのファジイ推論では含意が他の演算子から定義できるときにしか考察されていない。これでは、ファジイ代数は本質的に3値であることから、もし積、和、否定のみで含意が定義されていれば、ファジイ代数3における積(あるいは和)と否定についての解釈ですべての演算に関することが決定されてしまい、ファジイ推論の有効性が損なわれる。したがって、本研究ではファジイ代数に対して他の演算子から独立であるような含意演算子について考察した。すなわち、含有演算子をある公理系を満たす演算子として定義し、最も簡単なファジイ代数3において、以下のことを示した。
(1)含意の解釈が一意的に決まる;
(2)他の演算子からは独立である;
(3)本来のファジイ代数である1^xの中に(1)、(2)を満たす含意のモデルが存在する。
また、このように提出した公理系(3種類)についてそれらの性質を調べ、さらに適当な様相論理との関係についても考察した。(M.Kondo:Fuzzy algebra and model logic,Reports on Mathematical Logic,Poland,Vol 27,1994 予定)

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 近藤通朗: "含意を持つファジイ代数について" 日本ファジイ学会誌. 5. 869-874 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 近藤通朗: "Complementary operation in fuzzy set algebras" Mathematica Japonica. 38. 871-876 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 近藤通朗: "クリーネ代数における量子化定理について" 日本ファジイ学会誌. 6. 124-129 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 近藤通朗: "Fuzzy algebra and modal logic" Reports on Mathematical Logic. 27. (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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