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非古典論理学のKripke枠による意味論の研究とその限界

研究課題

研究課題/領域番号 05740146
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 数学一般(含確率論・統計数学)
研究機関日本大学

研究代表者

志村 立矢  日本大学, 理工学部, 助手 (90246835)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
600千円 (直接経費: 600千円)
1993年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード非古典論理 / Kripkeの意味論 / 強完全性
研究概要

鈴木信行氏と共著論文Some super-intuitionistic logics as the logical fragments of equational theories,Bulletin of the Section of Logic,22(1993)106-112.において、拡張されたKripkeの意味論で完全であるような超直観主義論理のある類を考えることと、中間述語論理上の等号のみを持つ理論を考えることは本質的に同等であることが明らかになった。
これにより、既に鈴木氏が与えたKripke枠の意味論では完全ではないが拡張されたKripkeの意味論では完全でしかも有限公理化可能な超直観主義論理がなぜ得られたのかを合理的に説明することが可能になり、しかもそのような論理の新たな例がほとんど自動的に生成できることになった。
また中間命題論理の研究では、完全性よりも強い概念である強完全性と呼ばれる概念についての解析を行ない、V.B.Shehtmanにより完全であるが強完全ではない論理の具体例が本質的には与えられていたことを指摘し、さらにその間の証明を分析、一般化することで中間命題論理が強完全であるための必要条件を有限Kripke枠とその間のp-morphismと呼ばれる写像のなす逆系の持つ性質により与えることができることがわかった。
加えてその条件は局所有限と呼ばれる論理に対しては強完全であるための十分条件でもあることを示すことができた。
一方でこの必要条件を満たさない完全な論理が数多く存在することを示すことができ、完全であるが強完全ではない論理の新たな例を与えることができた。特にShehtmanにより強完全ではないことが示されていた論理と直観主義論理との間には強完全な論理は存在しないという驚くべき事実が明らかになった。
この結果については日本数学会秋期総合分科会において、「中間論理が強完全であるための必要条件」の題で口頭発表を行った。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Tatsuya Shinmura and Nobuyuki Suzuki: "Some super-intuitionstic logics as the logical fiagments of equational theories," Bulletin of the Section of Logic. 22. 106-112 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] Ryo Kashima and Tatsuya Shimuna: "Cut-elimination theorem for the logic of constaut domains." Mathematical Logic Quarterly. 40. (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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