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コンドライト隕石の衝撃圧縮時に於ける組成変化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05740334
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 岩石・鉱物・鉱床学
研究機関岡山大学

研究代表者

松島 康  岡山大学, 教養部, 講師 (40181721)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードコンドライト隕石 / 衝撃超高圧
研究概要

コンドライト隕石の構成鉱物を,ステンレス製のカプセルに充填して衝撃回収実験を行った。今回使用した試料は,7種類の天然鉱物及び鉄,ニッケルの金属粉を用いて作成した。各鉱物は粉砕してふるいにかけて53mum以下,鉄粉は75mum以下,ニッケル粉は4〜7mumの粒度のものを用いた。各構成鉱物は,H及びLコンドライトの平均的な組成になるようにそれぞれ混合した。直径30mmの円板状ステンレス製のカプセルには同心円上に3個の穴が等間隔にあけてあり,同じ条件で3種類の試料の衝撃回収実験が行える。今回は上記試料を粉末のまま,空孔率(天然鉱物の空孔率を0%として)がそれぞれ25%,50%,75%となるように同一カプセルに予備圧粉充填して衝撃圧縮した。
試料への衝撃加圧は,口径30mmの一段式火薬銃により銅製飛翔板を試料カプセルに高速衝突させて行った。3回の衝撃回収実験を行い,飛翔板の衝突速度よりインピーダンスマッチ法でカプセルに生じた圧力を見積もると,それぞれ21GPa(Hコンドライト組成),12GPa及び19GPa(Lコンドライト組成)であった。
試料カプセルはモーメンタムトラップ法を用いて回収したが,負荷圧力が21GPaの場合はカプセルが破壊し,空孔率が25%の試料意外はほとんど回収できなかった。より頑丈な回収カプセルの形状については現在検討中である。
回収した試料を薄片にして,光学顕微鏡及びSEMにより組織の観察を行った。負荷圧力が増すにつれ,また空孔率が増すにつれ,各粒子の角がとれ丸くなり,一部金属粒子が溶けたような形跡がみられたが,コンドリュールのような丸い形状をした組織はみられなかった。当初予定していたコンドライト隕石自体の衝撃回収実験は,回収カプセルを改良してより高い圧力負荷が可能になった後行う予定である。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 松島康: "コンドライト隕石の衝撃圧縮時に於ける組成変化" 第35回高圧討論会. (発表予定).

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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