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新規有機イオンラジカル反応プローブの開発

研究課題

研究課題/領域番号 05740388
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 有機化学
研究機関新潟大学

研究代表者

長谷川 英悦  新潟大学, 理学部, 助教授 (60201711)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1993年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード電子移動 / 一電子還元反応 / アニオンラジカル / 反応プローブ / オキシラニルメチルラジカル
研究概要

電子移動条反応条件下において発生する有機ラジカル種の転位反応過程と電子移動過程を経て異なる生成物を与える反応基質は電子移動反応プローブとして有望と考えられる。この考えに基づき、申請者は1-ハロ--2、3-エポキシ-3-アリールプロパンの一電子移動還元反応に検討を計画した。これらの基質の-電子還元と引き続いて起こる炭素-ハロゲン結合開裂により生成するオキシラニルメチルラジカルは選択的な炭素-炭素結合開裂を起こしビニルエーテルを与えるか、あるいは競争的に一電子還元されアニオンとなり炭素-酸素結合開裂を起こしアリルアルコールを与えるものと考えられた。反応剤としては、その適用範囲の広さから有機合成化学の分野で現在最も注目されている一電子還元剤のひとつであるヨウ化サマリウム(II)を採用することとした。上記反応基質をヘキサメチルホスホリックトリアミド(HMPA)存在下、乾燥テトラヒドロフラン中でヨウ化サマリウム(II)と反応させたところ、二つの予想生成物が共に得られた。この結果は、これらの基質の電子移動還元反応において炭素-炭素結合開裂生成物が得られた初めての例である。現在、本反応の一般性を調べるために種々の反応条件の検討と種々の誘導体の反応を行っている。今後さらに他の電子移動還元条件(光誘起電子移動および他の一電子還元剤などの利用)における上記基質の反応挙動を検討することにより、反応経路の選択性と電子移動還元条件との相関関係について明らかにして行きたい。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Eietsu Hasegawa: "Additive and Solvent Effects on S'mI2 Reductions" J.Org.Chem.58. 5008-5010 (1993)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Eietsu Hasegawa: "Rate Constants for the Reachions of Primary Alkyl Radianls with S'mI2 in THF /HMPA" Tetrahedron Lett.34. 1717-1720 (1993)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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