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オクタデヒドロ[14]アヌレン合成と性質に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05740394
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 有機化学
研究機関大阪大学

研究代表者

くわ谷 善之  大阪大学, 産業科学研究所, 助手 (00234625)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1993年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードデヒドロアヌレン / Bergman反応 / 芳香族性 / エンジイン / パラジウム触媒 / 低原子価パナジウム錯体 / ピナコール / 共役系化合物
研究概要

私はオクタデヒドロ[14]アヌレン1の芳香族性およびそのtanden-Bergman反応によるアントラセンテトララジカル2の発生の可能性に興味を持ち,その誘導体の合成を検討した.今回ベンゾ誘導体3をキノン体4を経て合成することに成功し,これが芳香属性を有する比較的安定な系であることを明らかにした.
合成に当たっては環状エンジイン骨格の新規合成法を開発した.すなわちジイン体5と0-ジヨードベンゼンのパラジウム触媒クロスカップリングを経て合成したジアルデヒド体6を,低原子価バナジウム錯体を用いてピナコール体7とし,これをメシル化した後パラジウム触媒を用いて還元し,エンジイン体8に導いた.この一連の反応は温和な条件で進行し,収率もよいので環状エンジインの一般的合成法になるのではないかと考えている.
以上のように、今回,新規合成法を開発することにより,興味ある共役系であるオクタデヒドロ[14]アヌレン誘導体3を合成した.

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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