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共役三重結合系により直接結合・組み合わされた三元系化合物の光化学に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05740399
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 有機化学
研究機関富山県立大学

研究代表者

川端 繁樹  富山県立大学, 工学部, 助手 (90224831)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードポルフィリン / ポリイン / 光合成モデル化合物
研究概要

光合成反応初期過程における、エネルギー移動や電子移動反応の分子レベルでの反応機構解明のために、モデル化合物の合成を行った。従来からの研究を通してポルフィリン化合物とポリイン類とが直接結合した化合物の合成を行ってきたが、これらの化合物は、対称なジアリールポリインを中間体として用いたものであった。しかし、より詳細な反応機構解明のためには、電子供与体や受容体とポリイン、ポルフィリンとが直接連結できる非対称なポリインの合成が必要であった。最終的なモデル化合物合成の完成のためには、合成時における保護基の選択と脱保護の条件について解決すべき問題が残っているが、非対称なポリインの合成については、本研究の成果として、合成的には十分な収率でいくつかの組み合せが合成できるようになった。その一部については、県立大学紀要に発表し、また他の一部については、現在合成等に関してまとめているところである。合成時における、各部分の合成が本研究でかなり進展したことから、当初の目的であった、これらの化合物を種々組み合わせたモデル化合物の合成と物性の検討について、さらにより詳しく展開していく予定である。
また、本研究で合成したモデル化合物の中間体の中で、それ自体で、分光学的に興味ある物性を示す一連のアントラセンポリインを得ることができた。その物性を、本研究補助によって購入した紫外・可視分光光度計によって測定し、非対称ポリインの末端の置換基によって、アントラセンポリインの吸収極大波長等が大きくシフトすることなどを見出した。これについては、さらに置換基の種類を変えてその分光学的特性と構造等との関係について詳細に検討し、モデル化合物の合成だけでなく、蛍光プローブ等への応用へと展開していけるものと期待できる。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 川端繁樹: "非対称ポリインの合成:alpha-(2,5-ジメトキシフェニル)-omega-(4-ホルミルフェニル)-ポリイン" 富山県立大学紀要. 4. (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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