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ハロゲン化ドデシルピリジニウムミセルの形状と対イオン結合度との関係についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 05740428
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 機能・物性・材料
研究機関信州大学

研究代表者

藤尾 克彦  信州大学, 理学部, 助手 (60238540)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードミセル形状 / 球-棒転移 / 対イオン結合度
研究概要

3種類のハロゲン化アルキルピリジニウム、臭化テトラデシルピリジニウム(TPB)臭化ドデシルピリジニウム(DPB)及びヨウ化ドデシルピリジニウム(DPI)のミセルについて、共通の対イオンを持つハロゲン化ナトリウム水溶液中での対イオン結合度を界面活性剤イオン選択性電極とハロゲン化物イオン選択性電極を用いて測定した。
その結果、TPB-NaBr系では、NaBr濃度が0〜20mMの間で、対イオン結合度は0.72となった。DPB-NaBr系でも、NaBr濃度が0〜20mMの間で、対イオン結合度は一定の値0.80であった。TPBミセルもDPBミセルも、0〜20mM NaBr水溶液中では、形状転移を起こさず、球状のままであることが知られており、ミセルの対イオン結合度は形状転移を起こさない限り添加塩濃度には依存しないものと考えられる。
一方、7mM以上NaIを添加すると球状から棒状に形状転移を起こすことが知られているDPIミセルの場合、対イオン結合度はNaI濃度が7mM以下のときより7mM以上のときの方が0.1ほど大きな値となった。形状転移に伴い、ミセル内部のパッキングやミセル表面での極性基間の距離が変化するために、対イオン結合度が変化するものと考えられる。DPI-NaI系の場合、ヨウ化物イオン選択性電極上へのDPIの吸着が著しく、正確な対イオン結合度の測定が困難なため、ミセル形状の転移の前後で対イオン結合度に変化があることしか言えなかった。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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