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マウス自己免疫病モデルにおける自己反応性T細胞抗原レセプターの特性

研究課題

研究課題/領域番号 05740459
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 遺伝
研究機関理化学研究所

研究代表者

戸田 雅昭  理化学研究所, 真核生物研究室, 奨励研究生 (10202201)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1993年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード自己免疫 / T細胞抗原レセプター
研究概要

アジュバンドとともに牛タイプIIコラーゲンを免疫することによりDBA/1Lac.Jマウスにリューマチ様関節炎を誘導し、タイプIIコラーゲンに特異的なT細胞クローンを樹立した。T細胞抗原レセプターのレパトアを調べたところ、alpha鎖、beta鎖ともに限られたV領域を用いていることが明らかになった。即ち、alpha鎖はValpha11、8、22の3種のVセグメントしJalpha42、24、37、32の4つのJセグメントを使用し、beta鎖ではVbeta8、1、6の3種が用いられ、特にVbeta8.2が優先的に使用されている(58.3%)。さらに、Vbeta8.2に対する抗体を用いることにより関節炎の発症を押さえることができた(60%の減少)。このように、特定の自己免疫病において限られたレパトアが自己反応性に関与する系では、特定のValpha、Vbetaを操作することにより自己免疫病を治療できる可能性を示した。
さらにヌードマウスにCD4陽性細胞の一部(CD25陰性細胞)を導入することにより、胃炎や卵巣炎等の自己免疫病の発症を誘導できることを見出した。これらの炎症部位におけるT細胞のT細胞抗原レセプターのレパトアをT細胞クローンを用いずに解析出来るような解析システムを確立するため、単一細胞からRT-PCRによってmRNAを解析する糸を開発した。現在、この方法により自己反応性T細胞の抗原レセプターのレパトアについてさらに解析を行っている。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Gamal E.Osman: "Characterization of the T.Cell Receptor Repertoire Causing Collagen Arthritis in Mice" Journal of Experimental Medicine. 177. 387-395 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 坂口志文: "自己免疫疾患発症におけるT細胞レセプターの意義" 臨床免疫. 25. 1590-1597 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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