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フラグモプラスト(隔膜形成体)における隔壁多糖は合成とその制御機構

研究課題

研究課題/領域番号 05740482
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 植物生理
研究機関大阪大学

研究代表者

柿本 辰男  大阪大学, 理学部, 助手 (70214260)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1993年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードタバコ / 多糖 / 隔膜形成体 / フラグモプラスト / グルカン / ATP
研究概要

タバコ培養細胞BY-2の細胞周期をDNA合成阻害剤のアフィディコリンと微小管重合阻害剤のプロピザマイドを用いて分裂後期に同調化し、フラグモプラストを箪離した。箪離フラグモプラストは多糖合成活性を保持している。箪離フラグモプラストをUDP-[^3H]glucoseとともにインキュベートし電子顕微鏡オートラジオグラフィーを行うと放射能の取込みはフラグモプラストの赤道面に存在し、この取込みはbeta-グルカンの合成である。箪離フラグモプラストにおけるbeta-グルカンの合成はATPやATP-gammaSによって活性化され、この活性化は燐酸化阻害剤であるスタウロスポリンやK252aによって完全に抑えられたことによりフラグモプラストにおける多糖合成は燐酸化によって制御されていることが示唆された。フラグモプラスト内のどの位置でbeta-グルカンの合成がATPにより活性化されているのかを調べるため、ATP存在下で箪離フラグモプラストをUDP-[^3H]glucoseとともにインキュベートし、顕微鏡オートラジオグラフィーを行った。その結果、beta-グルカンの合成はフラグモプラストの赤道面全体で活性化されていることが示唆された。また、燐酸化を受ける物質の局在を調べる目的で箪離フラグモプラストをATP-gamma-[^<35>S]とともにインキュベートし、顕微鏡オートラジオグラフィーを行ったが明確な結果は得られなかった。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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