• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

フィトクロム色素団のアポ蛋白への結合の最小ドメインの決定

研究課題

研究課題/領域番号 05740491
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 植物生理
研究機関理化学研究所

研究代表者

富澤 健一  理化学研究所, フロンティア研究システム分子機構チーム, 基礎特別研究員 (00183880)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1993年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードフィトクロム / エンドウphyA / gene expressin / スプライジング
研究概要

エンドウフィトクロムA遺伝子(phyA)は、ゲノム中1コピーであるが複数の転写産物を生じる。それぞれの転写産物では、その転写開始点が異なり短いものからそれぞれRNA1,RNA2,RNA3とよんでいる。RNA2とRNA3では、翻訳開始コドン上流にフィトクロム蛋白と同一のフレームで短いペプチドがコードされている。また、ゲノム中では転写開始点と翻訳開始点との間にイントロンが介在している。本年度は、これらRNA1,RNA2,およびRNA3の5'端領域の解析をRACE法を用いて行なった。まず、翻訳開始点から100塩基付近の配列のアンチセンス側25merをプライマーとしてRT-PCRを行なったところ、特にRNA2について本来のものより短い産物が得られた。そこでこの産物をクローニングしその塩基配列を検討したところ、本来のRNA2と同じ転写開始点をもつがRNA2がもつ短いペプチドをコードする配列が欠落していた。同様のプライマーを用いてゲノムDNAに対しPCRとその産物のクローニングを行ったところイントロンを含む目的とする産物が唯一確認された。このことは、RNA2型転写産物に対し2つの異なるスプライシングが起こっている可能性を示唆するものである。またこれらRNA2と、異なったスプライシング産物であろうRNA1.5は、葉上胚軸、子葉等組織の違い、成育時の明暗の差に係わらず、つねに5:1程度の割合で存在していた。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi