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ユリ科植物の染色体におけるリボゾーム遺伝子の位置に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05740497
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 生物形態・構造
研究機関鹿児島大学

研究代表者

宮本 旬子  鹿児島大学, 理学部, 助手 (40244222)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
700千円 (直接経費: 700千円)
1993年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワードParis / Lilium / rDNA / NOR / 二次狭窄 / 銀染色 / in situ hybridization
研究概要

植物の体細胞の中期染色体において、光学顕微鏡下で観察できる二次狭窄(くびれ)近傍は硝酸銀溶液で通常濃く染色される。この部分は仁形成域と呼ばれリボゾーム遺伝子が局在している。イネのリボゾーム遺伝子をプローブとするin situハイブリダイゼーションを行ない、濃染される狭窄部、淡染される狭窄部、濃染されるが狭窄がない部分にリボゾーム遺伝子があるか否かを調べた。ユリ科Paris属では、体細胞染色体2nのうち1対または2対の二次狭窄単腕側の銀染色濃染部にシグナルが現われLilium属では1対の二次狭窄近傍の銀染色濃染部にシグナルが現われた。しかし例外的に、ある種では二次狭窄部でも銀染色濃染部でもない染色体末端にシグナルが現われた。また多数の銀染色濃染部を持つがシグナルが1対しかでなかった個体があった。
本研究は、リボゾーム遺伝子と同じ配列が染色体の二次狭窄部や銀染色濃染部に在るか否かを調べ、従来漠然と同一視されていた二次狭窄という可視的構造と銀染色濃染部という試薬検出による構造と仁形成域という機能に基づく構造が同じものなのか異なるものなのかを塩基レベルの構造から確認することを目的としていた。実験の結果から、今回材料に用いた植物のほとんどの種では二次狭窄部や銀染色濃染部にリボゾーム遺伝子が局在していて3者は一致していた。しかし上記のような例外が認められたことから3者は完全に同じものであるとはみなせないという結論に達した。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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