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ニジマス卵巣のNADPH-チトクロームP450還元酵素とチトクロームb5

研究課題

研究課題/領域番号 05740498
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 生物形態・構造
研究機関福井県立大学

研究代表者

酒井 則良  福井県立大学, 生物資源学部, 講師 (50202081)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1993年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードニジマス / 卵成熟 / ステロイドホルモン / cDNAクローニング / NADPH-チトクロームP450還元酵素 / チトクロームb_5
研究概要

サケ科魚の卵母細胞の最終成熟は卵濾胞組織で生成される17alpha,20beta-ジヒドロキシ-4-プレグネン-3-オン(17alpha,20beta-DHP)により誘起されるが、この卵成熟誘起ホルモンの生成には卵濾胞莢膜細胞層での前駆体17alphaヒドロキシプロゲステロン(17alpha-HP)の生成が必要である。本研究では、莢膜細胞での17alpha-HP生成の分子機構を解析することを目的として、ステロイド代謝酵素チトクロームP450c17(17alphaヒドロキシラーゼ/C17-20リアーゼ)の活性に影響を与えると考えられるNADPH-チトクロームP450還元酵素あるいはチトクロームb_5のcDNAをクローニングを行った。ニジマス莢膜細胞のcDNAライブラリーをラットのチトクロームb_5cDNAをプローブとしてスクリーニングした結果、1.5X10^5プラークから7個のポジティブクローンが得られた。現在その中の一つの塩基配列を決定中である。また、NADPH-チトクロームP450還元酵素については、ニジマスのこの酵素は既に精製されておりアミノ酸配列が決定されているので、このアミノ酸配列から予想される塩基配列を持つ合成ヌクレオチドを作成し、それをプローブに現在ニジマス莢膜細胞のcDNAライブラリーをスクリーニング中である。得られたそれぞれのcDNAは塩基配列の決定後、発現用プラスミドに組み込みサルの細胞株COS-1細胞等で発現させて、その活性を調べることにより最終的な同定を行う予定である。既に得られているチトクロームP450c17 cDNAと本課題でのNADPH-チトクロームP450還元酵素とチトクロームb_5のcDNAを用いて莢膜細胞での17alpha-HP生成に果たすこれらの酵素の役割を明らかにして行きたいと考えている。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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