放物筒面鏡によるコリメート光学系を用いてチェレンコフ型SHG青色レーザー光ビームの回折限界への微細集光ができることを解析で明らかにした。 そして、コストなどの要素を考えて、放物筒面鏡の代わりに、円筒面鏡を使って精密な実験を行い円弧状のチェレンコフ型青色光をコリメートすることに成功した。SHG素子異方性の影響は円筒面鏡をあおることにより補正できることと、コリメート筒面鏡位置決め誤差の許容量が大きいことを実証した。 さらに、そのコリメートしたビームを対物レンズで集光した結果、集光ビームのコリメート方向での半値幅は0.72mum以下であった。 また、本研究を通して、(全ての光学系に存在する)戻り光による光源半導体レーザのモードホッピングがどれほど微細集光に影響を及ぼすかを定量的に評価し、有意義なデータが得られた。
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