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磁石・静電力・万有引力とサーボ機構による非接触搬送の研究

研究課題

研究課題/領域番号 05750234
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 知能機械学・機械システム
研究機関東京大学

研究代表者

岡 宏一  東京大学, 工学部, 助手 (10160649)

研究期間 (年度) 1993 – 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード永久磁石 / リニアアクチュエータ / 搬送機構 / セルフセンシング
研究概要

機械的な運動機構と磁力などを用いて浮上体を搬送するための研究を行った.このシステムは,永久磁石と浮上体の間のギャップを調整することにより,浮上力を制御し非接触浮上を行うものである.本年度の研究実績の概要を以下に述べる.
吸引力発生のために,永久磁石を用いるものとし,磁石を駆動するアクチュエータとしては,ボイスコイル機構を用いたものと,ピエゾ素子を用いたものについて考察した.ボイスコイルを用いたものは,力を発生する機構として,比較的ストロークが長くとれ,かつ線形性がよいことから,搬送システムの垂直方向の駆動機構として適している.またピエゾ素子は,高速応答が可能であり,支持機構が備わっているため,微小な浮上機構や,簡便なものに適している.これらのシステムについて,システムの状態量を検出するために必要とする観測量について考察した.この結果,浮上体の浮上位置を直接計測しなくても電圧や電流を検出することにより,適当な条件の下で,状態量を検出できることが確認された.この結果に基づいて,実検装置を試作した.実検装置は,水平面内の回転と垂直方向の並進が可能な2自由度のものとした.この装置を用いて,浮上実験を行った.浮上体の絶対位置を計測する場合には,非接触浮上に成功した.しかしながら,現在のところ,電流や電圧をフィードバックする制御システムでは,浮上に成功していない.これは,システムの諸元の同定がずれている,制御システムにおいてアナログ制御手法のデジタルへの置き換えがうまくいっていない,などの理由からであると思われるが,このことについては,ひきつづき実験を継続中である.

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 樋口 俊郎: "リラクタンス制御形磁気浮上システム-永久磁石とリニアアクチュエータを用いた浮上機構-" 電気学会論文誌D. 113-D. 988-994 (1993)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 岡 宏一: "リラクタンス制御形磁気吸引浮上システムによる非接触搬送" 電気学会研究会リニアドライブ研究会資料. LD93-16. 27-36 (1993)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 岡 宏一: "リラクタンス制御形磁気浮上機構とその制御" 第5回電磁力関連のダイナミックスシンポジウム講演論文集. 541-546 (1993)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Koichi OKA: "Magnetic Suspention System withPermanent Magnet Motion Control" Proceedings of Forth International Symposium on Magnetic Bearings. to be appeared. (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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