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屈曲運動生物を模倣対象した水中推進機構に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05750236
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 知能機械学・機械システム
研究機関信州大学

研究代表者

小林 俊一  信州大学, 繊維学部, 講師 (50225512)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードバイオミメティクス / バイオメカニクス / バイオエンジニアリング / ロボティクス
研究概要

一般に、生物の運動は自律的かつ高機能、高効率であることから、生物の運動機構を模倣したロボットの研究は、工学的に極めて有意義であると考えられる。ここで、生物の水中運動に関しては、大体がヒレによる往復運動や体全体を使っての屈曲運動という形態によって実現されている。
この観点より本研究では水中を屈曲運動により推進する生物に着目、その運動形態を工学的に再現するため、柔軟かつ連続的な生物の屈曲波形を離散化した要素構成に置き換え、多リンク機構で構成することを想定した「多リンク模倣モデル」を提案した。これより、精子などの真核生物のべん毛運動や水ヘビの屈曲運動を模倣した多リンク模倣モデルの屈曲推進運動に関する数学モデルの構築を行い、推進力,推進速度に関するシミュレーション解析を行った。これと平行して、水ヘビの屈曲運動を模倣した、ステッピングモータをアクチュエータとする多リンク模倣モデルを開発し、計測・制御システムの構築および付随する水槽等の製作を行い、同モデルの推進力を測定した。この測定結果とシミュレーション解析結果を比較し、検討を行った。更に、人工的な屈曲波の形成として、遺伝的アルゴリズムを応用した、推進力,推進測度に関して最適な屈曲波形探索のシミュレーションを行うための基礎を検討した。以上より、水中で動作するロボット開発のための基礎的資料の一部を提示することができた。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 小林俊一: "屈曲運動生物を模倣した水中推進機構(増加振幅屈曲波形における推進力特性)" 第3回バイオエンジニアリングシンポジウム講演論文集. 62-63 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Shunichi KOBAYASHI: "Simulation Study for Propulsion Mechanism Imitationg Bending Motion of Organisms in Water(Flagellar Motion)" JSME International Jornal Series III. 37(2)(掲載予定). (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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