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極薄SiC膜を正孔障壁層に用いる新しいエミッタ構造の研究

研究課題

研究課題/領域番号 05750284
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 電子・電気材料工学
研究機関金沢大学

研究代表者

佐々木 公洋  金沢大学, 工学部, 講師 (40162359)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードECRプラズマ / 有機シランガス / 非晶質膜 / プラズマ発光文光 / 微結晶SiC / ヘテロ接合
研究概要

ECRプラズマCVD成膜法を用い、非晶質SiCより大幅な低低抗化が期待できる微結晶SiCの作製を試みた。400℃という低温プロセス下でも有機シランガス(Si(CH_3)_2H_2)を用いることにより、SiC結晶相を作りだせることが分かった。一方、SiH_4+CH_4ガスを用いた場合、非晶質膜しか得られず、両者の間で際だった違いがみられることより、この原料ガスの分子構造および分子極性が原子配列に影響を及ぼし、SiC結晶の生成に有効に作用していることを推論した。さらに、両原料ガスの分解過程をプラズマ発光分析の手法を用いて検討したところ、SiH_4+CH_4ガス系に比べ有機シランガス系ではSiHn前駆体に関係する発光が弱く、ガス分子中のSi-C結合が保存された状態で成長膜表面にSi-C-H分子が輸送されていることをつきとめ、推論の妥当性を示した。
次いで、微結晶のSiC膜のド-ピング特性について検討した結果、N原子がP原子同様n型ドーパントになること、しかも1%程度の添加で膜の抵抗率が100〜300OMEGAcmにまで低下できることおよびNド-ピングの場合、高濃度ド-ピングを行ってもバンドギャップの縮小が起こらないことを明らかにした。
このn型微結晶SiCとp型Siとの間でpnヘテロ接合ダイオードを作製したところ、一応の整流特性が得られたが、予想以上に過剰電流成分が多く、そのままではHBT応用上問題となることが分かった。ECR法で生成される強励起された水素イオンがSi基板内部まで進入し、電気的特性の劣化をもたらしたのではないかと予想される。いずれにしてもECR法のような強いプラズマを用いるプロセスは見直しをする必要があると思われる。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] K.Sasaki,T.Miyajima,H.Hosoya,S.Furukawa: "Si Grain-Free Highly Canductive Microcrystalliue SiC Films Preparet by Using Organic Silane Gas" Ext.Abs.25th Solid State Devices and Maferials. 107-109 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] T.Yamamoto,H.Wakayama,T.Kanbara,K.Sasaki,K.Tsutsui,S.Furukawa: "Field Effect Transistor Using Vacuum Deposited Thin Layer Film of Poly(thiophene-2.5-diyl)Prepared by Organowetallic Method" Deuki KaGaKu. 62. 84-85 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2025-11-17  

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