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直線偏波ラジアルラインスロットアンテナの高能率化

研究課題

研究課題/領域番号 05750328
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 情報通信工学
研究機関千葉大学

研究代表者

高田 潤一  千葉大学, 工学部, 助手 (90222083)

研究期間 (年度) 1993 – 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード衛星放送 / ラジアルラインスロットアンテナ / 直線偏波 / レドーム / Ka帯
研究概要

1.従来、衛生放送受信用にKu帯(12GHz)での開発を行っていた直線偏波ラジアルラインスロットアンテナを、Ka帯(22GHz)で動作するように設計し、試作・実験を行った結果、12GHzの場合とほぼ等しい約50従来のアンテナに比べて非常に高く、この周波数でも十分に実用になることが明らかになった。
2.一般には雨よけとして用いられているレドームを積極的に利用し、スロットにおける反射波とレドームにおける反射波の干渉により、直線偏波ラジアルラインスロットアンテナで大きな問題となっているアンテナの反射特性を改善する方法について理論的に検討を行った。
(1)周期構造導波路に誘電体が挿入された解析モデルを提案司境界値問題をモーメント法により定式化した。
(2)レドームの誘電率・厚さ・位置を変化させてスロットの反射係数を計算した。その結果、レドーム厚さが1/4波長の時に反射係数に与える影響が最大となり、レドーム距離を半波長の整数倍だけ離したときに反射係数が最小となることを明らかにした。
3.直線偏波ラジアルラインスロットアンテナの遠方放射指向性や利得周波数特性を電波無響室内で実験的に評価することを目指して、球面走査近傍界測定装置の実現を試みた。制御系の位置決め精度が不十分なため、目的の測定装置は実現できなかったが、フレネル領域で半球面内の指向性を測定するシステムが実現された。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 高田潤一: "簡易ビームチルト設計を用いたデュアルビームラジアルラインスロットアンテナ" 1993年電子情報通信学会春季大会論文集. 分冊2. B-52 (1993)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 棚橋徹: "デュアルビーム直線偏波ラジアルラインスロットアンテナの実験的検討" 平成4年度電子情報通信学会学生会研究発表会論文集. 23. 26 (1993)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Jun-ichi Takada: "A Dual Beam Linearly-Polarized Radial Line Slot Antenna" 1993 IEEE AP-S International Symposium Digest. 4. 1624-1627 (1993)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 藤間良樹: "22GHz帯直線偏波ラジアルラインスロットアンテナ" 電子情報通信学会技術報告. AP. AP93-80 (1993)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 柏木健一郎: "小形アンテナ用半球面放射特性測定システムの開発" 平成5年度電子情報通信学会学生会研究発表会論文集. 24. 14 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 高木敦司: "ラジアルラインスロットアンテナのレドームの影響に関する理論的検討" 1994年電子情報通信学会春季大会論文集. 分冊2. B-77 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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