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誤り率零を達成する光通信方式に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05750335
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 情報通信工学
研究機関北陸先端科学技術大学院大学

研究代表者

植松 友彦  北陸先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助教授 (60168656)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
700千円 (直接経費: 700千円)
1993年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード光通信 / 誤り率 / スループット / 1光子当たりの伝送情報量 / 連接符号 / 代数幾何符号
研究概要

光通信技術の進歩により、光通信における雑音は光自身の有する量子雑音が支配的になりつつある。このような量子雑音が支配的な強度変調-直接検出型光通信における通信路は、シンボル"1"がシンボル"0"に誤る一方向の誤りしかないZ-通信路としてモデル化される。従って"1"から"0"への誤りを全て検出可能な一方向誤り検出符号を用い、誤りの検出された符号語をイレ-ジャに変換すれば、連接符号や繰り返し符号を用いた前方向誤り訂正(Forward Error Correction)方式によって任意に小さい誤り率を達成することが可能である。本研究では、このような誤り率零を達成する光通信方式の一つとして、全一方向誤り符号に1-out-of-m符号を用いたとみなせる符号化光PPM(Pulse Position Modulation)方式に焦点を当て、その性能限界を求めると共に、その限界を達成するような具体的符号の構成について考察を行ない、以下に述べるような成果を得た。
1.誤り率零を達成する光通信方式における2種の性能評価尺度である送信電力利用率(1光子当たりの伝送情報量)と情報伝送速度(スループット)とのトレードオフ関係を符号化光PPM通信方式について明らかにし、達成可能な性能の限界を求めた。
2.上記の評価尺度に基づき、符号長を長くすることで漸近的に符号化光PPM通信方式の性能限界を達成可能な符号として、外部符号を代数幾何符号とし、内部符号を時変符号とした連接符号を開発した。開発した符号は、符号長の多項式時間で複号が可能であり、漸近的に優れた性能を有する代数的符号の中で最大の信頼性関数を有している。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 植松友彦: "光PPM通信方式における誤り訂正符号の性能限界" 1993年電子情報通信学会秋季大会予稿集. 1. 1-197 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 植松友彦: "光PPM通信方式における誤り訂正符号の性能限界" 第16回情報理論とその応用シンポジウム予稿集. 347-350 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 植松友彦: "光PPM通信方式における漸近的に最適な代数的符号について" 電子情報通信学会技術研究報告(IT93-99). 93. 25-30 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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