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アクティブノイズコントロールのための非線形同定法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 05750395
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 計測・制御工学
研究機関宇都宮大学

研究代表者

足立 修一  宇都宮大学, 工学部, 助教授 (40222624)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードアクティブ制御 / 騒音制御 / システム同定 / 非線形システム / 適応フィルタリング
研究概要

以下に示す手順で本研究を遂行した。
1.自動車の車室内騒音の発生機構の調査:自動車の車室内騒音発生の主な原因は、エンジンこもり音と荒れた路面を走行する際に生じるロードノイズである。前者は周期的な騒音であるが、後者は白色性に近いランダムな騒音であり、アクティブ制御の観点から見ると、制御が困難なものである。特に、従来から用いられているLMS(平均最小二乗)法では、騒音の消音を十分には行えないことが明らかになった。
2.車室内騒音を模擬するシミュレータの作成:本田技研(本研究室に本田からの社会人ドクターの学生が在籍している)からいただいた車室内騒音の実データをもとに、パソコン上に車室内騒音を模擬するシミュレータを構築した。このシミュレータでは、車速とともに騒音が変化する非線形特性を考慮した。
3.非線形システム同定法の開発:研究代表者が従来から研究を続けている最小二乗法に基づく線形システム同定理論を、あるクラスの非線形システムの同定問題へも適用できるように拡張した。このとき、同定入力に要請される条件について検討し、周波数成分と振幅成分に関する必要条件を導いた。
4.有効性の確認:3.で開発した非線形同定法を2.で作成したシミュレータに対して適用し、数値シミュレーション実験を行い、その性能について調べた。また、実際にDSPを用いた実験装置によって有効性の確認も行っている。その結果、本研究で提案した方法は、従来のLMS法と比べて消音特性がよいことが明らかになった。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] H.Sano: "Application of least-squares lattice algorithm to active noise control fo automobile" アメリカ制御会議講演論文集. (発表予定). (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 佐野 久: "入力相関行列の悪条件を考慮した最小二乗法に基づく自動車のアクティブ騒音制御に関する研究" 日本機械学会D&D講演論文集. (発表予定). (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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